恋のきっかけなんて、何だっていい――。 諸国を股にかける研究者の父がある日、珍しく家に帰ってきたかと思えば、ミャンマーで手に入れた眼鏡をお土産に持ってきた。 その眼鏡は何でもミャンマーのナッ信仰における精霊が宿った眼鏡だとかで、胡散臭ぇと思いつつ、ちょうどコンタクトレンズを洗面所に流してしまった達也は父に勧められるまま眼鏡をかけることになり――、 そこに見えたのは「親愛度」を表すパーセンテージの数値だった。 これは、数値が惑わす勘違いから始まる恋の一両日の物語。 ※全3部で完結です。本日5日の3時・6時・9時に投稿する予定となっています。 ※この小説は、香月よう子さん(発案者)、山之上舞花さん(企画管理者)、柿原凛さん(宣伝本部長)主催の「眼鏡娘とコンタクト」企画参加作品です。
更新:2019/5/5
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何年も病室で過ごす日々を送っている友里は、今日も窓の隙間から流れてくる祭りの喧騒を耳にしながら、ベッドの上に身体を横たわらせていた。 「お祭り、行きたいなぁ」 そう願うも、最近では首を動かすのがやっとの状態。食事は摂れず、栄養は全て点滴によるもの。そんな身体でお祭りに行けるはずがない。だから内心では諦めていたのだが――。 とある夜、友里は見ず知らずの女性の訪問を受け、不思議な一夜を過ごすこととなる。 ※この小説は、遥彼方さん主催の「夏祭りと君」企画参加作品です。 ※「夏祭りと君」の「君」は、本作では恋愛対象などではなく「人生の中で重要な位置づけとなる人」という印象が強いものとなります。
更新:2019/7/5
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13歳で崩王病(ほうおうびょう)という不治の病に罹った、パイロン伯爵家の長女、クラリア=ティエ=パイロン。 嫡子である弟が生まれてから、ぞんざいに扱われ、結婚要員として過ごす毎日であった彼女は、それでもいつか誰かに愛情をもらえると信じて日々を過ごしていた。 しかし、崩王病に罹ってしまったことにより、美しかった身体は老木のように醜く痩せ細り、死を待つだけの運命になってしまう。そして伯爵家から用無しと判断された彼女は、王都の外の森に着の身着のままで放り出されてしまい――絶望と諦観を胸に抱きながらも、彼女はそれでも生きたいと願う。 そんな時――偶然、口元に落ちてきた一枚の葉を口にした瞬間、彼女の中に新しい選択肢が生まれることとなる。 森に廃棄された伯爵令嬢の新たな人生は、そんな深い地獄から産声を上げた。
更新:2020/1/2
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とある高校のマナー講座の教師を務める千条院(せんじょういん)チヨ。 彼女はマナー講師という表面とは別に、趣味で機械イジリをするという変わった教師である。 そんな彼女は、色々と溜まった鬱憤を活力に――バーチャル・マナー・シミュレーターという、マナーを怠った結果、どんな問題や事故が生じるかを疑似体験させるバーチャル空間を作り出す、トンデモシステムを発明してしまう。 ひょんなある日の朝、彼女は一人の女生徒の自転車に轢かれる。 事故の原因は、自転車に乗りながらスマホを見ていたという――余所見運転。 うちの生徒をそんな子に育てた記憶はありません! 発明したばかりのバーチャル・マナー・シミュレーターが火を噴くのです! 自転車スマホは許さんのです!
更新:2019/6/6
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転生モノの小説や漫画をこよなく愛する俺は、叶わぬと知っていながらも転生に夢を見ていた。 そして天寿を全うし、家族に見守られながら昇天していった俺は――――まさかの転生を果たす!? しかし念願の転生は叶ったものの、その転生先は…………ただの石ころ、であった。
更新:2019/3/26
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我が北晋高等高校には”塩姫”と呼ばれる女子生徒がいる。 極度な塩対応が目立つ美少女――塩姫。その名も北浦(きたうら)風香(ふうか)。 その容姿ゆえに入学当初は人気があった彼女だが、次第に彼女の塩対応が悪評を重ね、最終的には俺こと榊(さかき)信一郎(しんいちろう)とのいざこざを切っ掛けに、完全な孤立を果たすことになる。 そんな絶賛孤立中の塩姫だが、何故か俺の在籍する漫画研究会に入部して、ブリザードを振りまく始末。 学期が変わって残っていた先輩も卒業し、塩姫と二人っきりになってしまった気まずい漫画研究会。 居づらくなった俺は、新入生の勧誘に出かけることにして――そこで神対応の美少女新入生と出会い、そこから俺たちの青春は始まることになったんだ。
更新:2019/9/25
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我が校には現実には存在しないと思っていた完璧超人がいる。 生徒会長の高倉志津音、3年生の先輩だ。 完璧超人、というだけあって、勉学・運動・容姿・礼節に至るまで全てが完璧。個人が誇るスペックの最高峰と言ってもいいだろう。 だがそんな彼女は完璧であるが故に、孤高の存在であった。 自他ともに校則などに厳しい彼女は生徒たちから畏怖の対象であり、裏では「人の気持ちが分からない人」などと言われていた。 そんな彼女だが……ペリッと蓋を剥がしたら、あら大変! 続きは本文で! ※この小説は、アンリさん主催の「クーデレツンジレドンキュン」企画参加作品です。
更新:2019/5/8
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わたし、セラフィエル=バーゲンは「操血」と呼ぶ能力をこの身に宿している。 自身の血液を自在に操れるだけではなく、この血は死の間際、世界の境界を通り抜けて別の世界へ転生することを可能とする――異質な能力である。 最初の人生で「操血」の力を理解し、二度目の人生で「魔法」という新しい力に出会い、三度目の人生で「魔法」を極めた女王の一人として座についたわたしだけど、いずれも無残な最期を迎えることになったことが――心残り。 四度目の今生は変に驕らず、マッタリと暮らしたいなぁ……なんて思っていたのだけれど、子供の身体に転生したわたしは虚弱で精神もやや幼くなってしまい――――結局は波乱の人生の幕を開けてしまう! ヴァルファラン王国に転生したセラフィエルを中心として、ゆっくりと鎌首を上げた”破滅”へ抗う物語が始まる。
更新:2020/2/27
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気付けば――俺は鳩時計だった。 意味が分からないだろう。俺も分からない。 生前の記憶……所謂エピソード記憶が欠如しており、今の俺に残っているのは思考能力とこのボディのみ。 さてどうしたものかと色々試していると、俺が置かれている時計屋の店主らしき人物がやってきて――――俺の苦難の数分間が幕を開けた。 ※前作「石ころに転生しました(絶望)」の続編ですが、主人公が前世での記憶を失っているので、初見の方でも違和感なく見れると思いますm( _ _ )m
更新:2019/5/11
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主人公は動画投稿サイトの釣り動画にハマり、半年前から自ら釣りをしたいと思うようになる。 ――釣って、調理して、美味しく頂く! そんな釣りライフを妄想しながら、道具から知識までネットの情報を参考に入念な下準備を行い、いざ釣り場へ――! しかし、結果として釣果はゼロ。半年間、ゼロである。 虚しい釣りライフを過ごしながらも、彼は今日も漁港に向かい、初の釣果を夢見る。 そしてその日――彼は思いも寄らぬ大物を一本釣りすることになるのであった。 ※この小説は、伊賀海栗さん主催の「インド人とウニ企画」参加作品です。
更新:2019/6/26
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