サフランス伯爵家の末娘、ユティアは大の昼寝好きだ。快適な昼寝のためならば、何でも出来てしまう力量を持っているというのに、昼寝以外のことには全く目が向かないマイペースな性格の令嬢である。ある日、入学した学園の敷地内で昼寝に最適な場所を見つけたため、そこで昼寝をしていると銀髪の少年、ルークヴァルトと出会うことになる。昼寝仲間として秘密の場所で会うようになったが、実はルークヴァルトはこの国の第二王子だったのである。ルークヴァルトがユティアに婚約者になって欲しいと申し込んできたことで、まったりお昼寝ライフは溺愛タイムへと変わってしまう。 そんなお昼寝大好き令嬢が第二王子に溺愛されながらも、ほのぼのと過ごしていくお話。 ※本作品の著作権は伊月ともやにあります。無断転載・無断引用・無断使用・自作発言は禁止しております。イラストは自作です。
更新:2023/10/3
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「赤月さん、一口!一口でいいから、君をはむはむさせてくれ!」「来ないで下さい、変態っ!」 大学入学したばかりの赤月千穂は同学年の爽やかイケメンに追いかけられていた。 知りたい、触りたい、食べたいと笑顔で迫って来る大上君から逃げまくるビビりで泣き虫な赤月さん。 「逃げられると追いかけたくなるのが狼(大上)の性だよ?なんてね」 果たして、赤月さんは狼の手から逃げられるのか!もしくは美味しく(色んな意味で)食べられてしまうのか!これは二人によるいちゃいちゃ攻防記である。 ※本作品の著作権は伊月ともやにあります。無断転載・無断引用・無断使用・自作発言は禁止しております。
更新:2023/9/7
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白い髪と肌を持って生まれたエルシュは「植物の国」と呼ばれているアルヴォル王国の姫君であるにも関わらず、母方の血筋の影響で「雪華の力」と呼ばれる氷雪を操ることが出来る力を持っていた。それにより、親兄弟からは忌み嫌われ、姉の身代わりとしてエルシュは隣国の若き国王へと嫁ぐことになってしまう。しかし、嫁いだ先のドラグニオン王国の国王であるリディス・ドラグールは、何故か銀色の仮面を常時身に着けている国王だったのである。 「それがあなたに宿る『呪い』だと言うならば、私はその『呪い』ごと、あなたを愛します──」 これは笑うことが上手く出来ない姫君と生きることに悲観的な国王が一歩ずつ進んでいく物語。 ※本作品の著作権は伊月ともやにあります。無断転載・無断引用・無断使用・自作発言は禁止しております。
更新:2019/12/25
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万年金欠貧乏貴族のグラシス家の長女、フォリアは辺境伯の次男レウリオ・マルグリッタと婚約した。野菜を作ることが好きな令嬢と野菜嫌いの騎士の恋は緩やかに、穏やかに、新しい熱を生んでいく──。そんな彼らの婚約後のお話。 ※こちらは短編「野菜の令嬢は野菜嫌いの騎士に求婚される」の後日談です。先にそちらを読むことをおすすめします。 ※本作品の著作権は伊月ともやにあります。無断転載・無断引用・無断使用・自作発言は禁止しております。
更新:2019/11/1
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フォリアは万年金欠貧乏貴族である伯爵家の長女だ。貴族の令嬢らしくはないが、毎日のように畑を耕し、野菜を売っては日銭を稼いでいた。三年前に領地を襲った被害によって伯爵家は借金を抱えており、その借金を返すために日々、奔走していたのである。まともな結婚は見込めないだろうと思っていた彼女だが、ある日、自分のことを妻にしたいと奇特な縁談を申し込まれる。「あなたとあなたが作った野菜に惚れました。結婚して下さい」。その相手は騎士団に勤めているエリートで、令嬢達に人気がある辺境伯の令息、レウリオ・マルグリッタだった──。
更新:2019/10/28
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華やかな都から北東に位置する「見坂村」では、十数年に一度、この村の守り神とされる「狗神」へ村の若者が捧げられる生贄として選ばれることとなっている。その役目を背負わされた天涯孤独の身である千春は、雇い主の命令で狗神のもとへ嫁として嫁ぐこととなった。だが、狗神の正体は自分と同じくらいの年頃の少年で、耳と尻尾が付いている以外、普通の人間だったのである。慣れないながらも、言葉を交わし、日々を送るうちに次第に惹かれあうようになるが、ある日突然、雇い主であった男から、何故か千春を返せという話が舞い込んでくるのであった。
更新:2016/11/7
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ネフリティス王国の末姫であるリルヴィアは存在だけで雨を降らせてしまう特異な力を持っていることから、特別な術が施された塔で静かに暮らしていた。そんなリルヴィアの楽しみは夜中に塔を抜け出してお気に入りの場所で星見をすることだった。ある夜、いつもの場所へ向かうとそこに近衛騎士団に勤めている騎士、アルクスの姿を見つけてしまう。正体を隠したまま他愛無い会話をしているうちに二人は意気投合し、初めての友人となった。特異の力を持っていることから、今まで一度も夕日を見たことがないと話すリルヴィアに対して、アルクスは一つ、約束する。「──いつか、きっと。夕日を一緒に見ようよ」二人の間で交わされた約束は、力によって翻弄されていたリルヴィアの感情を少しずつ揺れ動かしていく──。
更新:2019/6/8
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