不仲の両親の下、郊外の街に住む小学四年生の「ぼく」は、ある日、森の奥の寂れた一軒家で家の持ち主である老人に出会う。老人は亡くなった妻子との思い出が詰まった今は住んでいないその家を、「ぼく」に秘密基地として与えてくれるが…… 大人になった「僕」が子どもの頃の「ぼく」の思い出を振り返る形式で語るジュブナイル小説。文中で意図的に「僕」と「ぼく」を使い分けています。
更新:2016/11/27
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その年のクリスマスは、嵐になった。 激しい嵐の中、それでも山奥のペンションには五人の客が集まる。偏屈な老人、破局寸前の恋人、カップルアレルギーの女性、常識のない大学生。無駄に個性豊かな彼らが一堂に会する夕餉の場で、テレビのニュースが一つの事件を告げた。ペンションすぐ近くの橋から車が増水した川に転落したと思われる痕跡が見つかったそうだ。目撃証言や行方不明者の情報を募るそのニュースを見て、一人の客が言う。 「この中の誰か――もう、死んでたりして」 かくて聖夜、「誰が死んでいるか」を決める珍妙で不毛な会合が開かれるのだった……
更新:2016/12/3
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大学一年生のわたしは、サークルで出会った三年生の小笠原先輩が余命半年であることを知る。そしてどうやら小笠原先輩には死ぬ前にやりたいことがあるらしく…… 【追記】 加筆してスターツ出版文庫から書籍化しました。よろしくお願いします。 https://novema.jp/bookstore/starts/202302#12577
更新:2016/10/16
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