“レダリカ・カールロットは、婚約者である王太子殿下を呪った魔女である” そんな身に覚えのない罪で、レダリカは着の身着のまま、僻地“日没の森”へ送られた。動転し、命の危機にも瀕して気絶してしまったレダリカだったが、目を覚ますと魔法使いフラウリッツの城にいた。 魔法の鏡で自分が罠に嵌められたことを知ったレダリカは、このまま本当に魔女になり、自分を陥れた者たちに復讐することを決意する。――弟子入りした相手が、魔女たちのあいだで一目おかれる『大魔法使いフラウリッツ』だということも、そいつがめちゃめちゃマイペースでゆるい男だということも知らずに。 ※アルファポリス様にも掲載しています。
更新:2022/9/30
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オリエット伯爵一族。由緒正しき名門貴族にして、かつて建国に関わった強力な魔法使いの末裔である。……だというのに、当主跡継ぎのセシルは一目惚れした若き公爵夫人のことで頭がいっぱい、ピクシーの少女にも軽んじられる体たらく。 そんな彼が暮らす田舎の領地に、ある日王都の父親から一通の手紙が届けられた。曰く、セシルを廃嫡し、その権利を弟に譲るかもしれない、とのこと。――今の今まで、セシルは自分を一人っ子だと信じて疑っていなかったのに。 衝撃と混乱の中、セシルは危機感に背を押され、廃嫡回避に奔走する。 ……だって家督を継げなきゃ公爵夫人とお近づきになれないもん!!
更新:2019/12/21
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