地方貴族の娘アニエスは王子カールに恋心をいだいており、王子の方もアニエスに対して特別な感情を抱いていた。 しかし、カールは政略によりほかの女性との婚約を間近に控えていた。 アニエスは恋心をおさえてカールにさよならを言うため、ひょんな事から知り合った魔法使いの弟子に助力を頼むのだが……。 二、三の賞で一次落ちした作品です。 とにかく、成就しない恋を書いてみたかったんですよね。
更新:2014/5/10
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女子高等師範学校へ進学する学費を工面するため、家宝である藤原行成の歌集の買い取りを依頼しようと華族の冷清水家に出向いた君子であったが、自分のために家宝を売ってしまうことに葛藤を感じていた。 そんな君子に、冷清水家の当主の長子、君実は意外な提案をしてくるのだった。 第178回コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品
更新:2015/10/1
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かつての恋人を忘れられず、自分の音を出せなくなっていたピアノ教師、エルヴィンのもとに、一人の調律師、テレーゼが現れる。 テレーゼは、ピアノの調律でエルヴィンの音を取り戻してみせるという。 エルヴィンは半信半疑のまま仕事をまかせるが、テレーゼの思いもよらない調律で自分の音を取り戻す。 しかし、テレーゼには真の「仕事」があった。 コバルト短編小説新人賞もう一歩の作品。
更新:2012/3/30
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透子の妹、美幸は、病気で他界する前に、形見として恋人の信と透子に形見のマスコットを渡していた。 美幸に義理立てし、互いに好き合っていながらただの幼馴染みであり続ける透子と信。 それを見守る美幸の手芸の師匠、墨子。 はたして、残されたマスコットの意味とは。 美幸の真意とは。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。 ただし、文章表現が変なところがあったので若干修正しています。
更新:2012/8/5
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独学でピアノを練習してきた美音にとって、校内合唱コンクールの伴奏者となることが密かな夢だった。 中学の最終学年のクラス分けでそのチャンスが回ってきたかのように思えたのだが、担任はたまたま転校してきたピアノコンクールでなんども入賞している実力者を伴奏者に指名してしまう。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。
更新:2012/6/12
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王の落胤であるテレーゼは、その事実を隠したまま占い師として暮らしていた。 ある日、そうとは知らぬ王から占いのために呼び出されたテレーゼは、王の前で占い師でありながら占いを否定してみせる。 その場に居合わせた王と同じように自らの欲に正直な王子、そして王子の寵愛を受ける謎の少女との必然的な出会い。 血筋を回る相関関係に、テレーゼは意外な決着をつける。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。
更新:2013/11/29
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優奈と洋輔は子供の頃から二人で将棋を指すことを楽しんできた。 それは将棋を指すこと自体を楽しむことでもあるが、二人の時間を持つことを楽しむことでもあった。 しかし、いつしか洋輔に美穂という同級生のガールフレンドが現れ、その時間が終わりを告げようとしていた。 優奈は自分の気持ちに区切りをつけるための決意を秘めて、洋輔との最後の対局に挑む。 コバルト短編小説新人賞、もう一歩の作品。
更新:2013/10/1
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人質代わりにグリューネバルト王国に、第三婦人として嫁いだアマーリエは、夫が第一、第二夫人に気兼ねして自分のもとに忍んでこないことに焦っていた。そんなとき、第一、第二夫人がアマーリエの元を訪ね、言いがかりをつけてくる。 創作部。2012年6月の月間賞応募作。
更新:2012/6/22
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