側妃を母にもつ王女クラーラは、正妃に命を狙われていると分かり、父である国王陛下の手によって王城から逃がされる。隠れた先の修道院で迎えがくるのを待っていたが、数年後、もたらされたのは頼りの綱だった国王陛下の訃報だった。「これからどうしたらいいの?」ひとりぼっちになってしまったクラーラは、見習いシスターとして生きる覚悟をする。そんなある日、クラーラのつくるスープの香りにつられ、身なりの良い青年が修道院を訪ねて来た。(他サイトさんにも掲載しています)
更新:2023/11/23
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生まれつき全身から悪臭を放っていたため、ドクダミ令嬢と呼ばれるシルヴェーヌ。しかし、側にいる者を健康にするという特異体質に目をつけられ、寝たきりだった第二王子ガブリエルの話し相手に選ばれる。長い時間を過ごすうちにガブリエルの体は回復、ふたりの心の距離も近づいていった。だが、強国の姫がガブリエルの婚約者として指名されてしまい…(他サイトさんにも掲載しています)
更新:2023/10/25
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新たな王が戴冠したことを祝う花火の音が、ここまで聞こえる。城におめでたい雰囲気が漂う中、ベロニカは薄暗い牢に鎖で繋がれていた。このまま朽ちていくかと思われたが、そうではないと力強い深緑色の瞳が物語っている。「許さない。たとえこの身が怨霊になったとしても、絶対に復讐してみせる」ベロニカから国を奪った叔父も、ベロニカの恋心を弄んだ婚約者も、ベロニカを罠にはめた従妹も。――そうして非業の死を遂げた女王ベロニカは、己の戴冠式の日に遡るのだった。(他サイトさんにも掲載しています)
更新:2023/6/8
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その日、ターラは愛する人の背を見送った――。妹に婚約者を奪われ、もう結婚はしないと神殿に仕えている元子爵令嬢ターラは、信仰心の深さを認められて聖女になり、人嫌いの神様と交流を深めるうちに、恋心を抱くようになった。ターラに気を許した神様が、ターラを腕に囲いたがるので、ターラのドキドキは止まらない。しかし、保護して育てた娘が禁忌を犯し、その結果、娘が神様の恋人に……? 亡き母から教わったパッチワークの技術をいかし、神殿中を巻き込んで神様のために布教活動を頑張る聖女ターラの物語。(アルファポリスさんにも掲載しています)
更新:2023/4/24
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