第一章 すまない、と殿下はおっしゃった。 婚約して十年、待ちに待った殿下の成人を機にさっさと結婚しましょうね、というタイミングでの裏切り。アイリーンは、殿下が連れてきた伯爵家令嬢イザベルを許さないと心に決めた。 脳内を駆け巡る厳しい王妃教育の日々、殿下と過ごした甘やかな時間、芽吹き育んだ愛。それらすべてがゴミとなった瞬間。 猟犬と称されるゴリゴリの武闘派カサンドラ侯爵家の令嬢アイリーンによる怒りの反撃が今、始まる。 第二章 あなたの心がほしい、と殿下はおっしゃった。 愛し愛され恋焦がれ。時には喧嘩をしながらも幸せな日々を送るアイリーン。賑やかで騒がしくて、時には危険で。それすら愛おしい、と微笑むキース。 脳筋ポンコツ令嬢アイリーンと脳筋イケおじキースが織りなすドタバタラブコメが再び、始まる。
更新:2022/12/10
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侯爵家の令嬢オーレリアには、同い年で幼馴染の婚約者がいる。公爵家の長男という家柄に加えて容姿端麗、頭脳明晰、品行方正な彼に惹かれる令嬢は多いのに、華やかな笑顔を無駄に振り撒くものだからのぼせる令嬢は増えるばかり。 それでも婚約者であるオーレリアの存在から明確に近づく者は居なかったのに、編入してきたばかりの令嬢が彼との婚約を破棄するよう、オーレリアに要求してきて――。 *2023/2/28発売「訳あり令嬢でしたが、溺愛されて今では幸せです アンソロジーコミック 5巻」(一迅社様)でコミカライズしました。
更新:2022/6/25
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