カクヨム2020夏物語コンテストのSF・ミステリー小説部門で特別賞をいただきました。ありがとうございました。 クローンとAI技術を迎えた2020年。 大昔に逝去した文化人の遺伝子を培養して、クローンとして再誕させる、文化再生産機関に勤める俺の役目は、太宰治生誕百十一年記念の今夏、未完の遺作『グッド・バイ』を完結させることだ。 肝心の太宰治のクローン・仮称“ヨウゾー”は二度目の死を迎えたがっている。俺はとっとと仕事を終えて担当を外れたい。 だから、俺は生前この文豪が求めてやまなかった、ある“報酬”を探すことにした–––– 死にたい天才作家の培養脳と、死なれる前に遺作を完成させたい男の、〆切を目前にした夏の駆け引き。
更新:2020/4/20
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遥か遠い未来、緩やかな滅びの都市で造られた労働力としてのクローンに、アンデット病と呼ばれる異常行動が発生していた。 一度暴走したクローンは、機能を停止させ廃棄処分にするしかない。それは最下層の焼却炉で灰にすることを意味していた。 ある日、アンデット化したクローンを目の当たりにした夜、K―EN3205N―973は、同じ工場で製造された末尾966の願いを聞く。 感情を持たないクローンには、発生しないはずの願い。それを耳にして、973は新たな決意をする。 重複掲載「カクヨム」
更新:2023/3/22
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身の回りでおかしなことが起き始めた平凡なサラリーマンと女学生がたどり着いた楽園とは? 絶世の美少年 ハヤトNo.8 の手のひらの上で翻弄される人類のお話。 ※note、カクヨム、ノベルアップ+との重複投稿です。
更新:2021/6/11
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世界が滅びて60年後、この世界は安寧の中に在った。 すべての"善"と"悪"を、政府が管理する調和された世界。 その象徴ともいえる閉鎖施設の中には、人々の臓器になるために造られた人工生命体【ヒュム】たちが暮らしていた。 主人公【ホムラ】は、ヒュムたちを管理し教育する。 なぜならヒュムたちには、最大限の人権が与えられているのだから。 「誰かのカラダに献体されるまで、美しく伸びやかに生きてください」 世界が抱えた矛盾と倒錯。覆される倫理と道徳。 宗教と哲学の二律背反。安全と不自由の共依存。 君に問いかける。 そこはユートピアか、それともディストピアか。
更新:2018/1/30
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銀河連合及びその周辺の組織内で、その扱いに注意を払うべき生物をまとめたマニュアル『宇宙の侵略的外来種ワースト100』。特にその中で最近注目を集めているのは、ハトラエ星系第三惑星……かつてそこを「地球」と呼んでいた知的生命体の文化を僅かな期間で滅亡させたと言う生物『彼女』である。この項目では、その彼女の生態や誕生から地球の文明消滅までの経緯、現状、そして対処法を紹介する。 【補足】この作品は、以前別サイトにて投稿した作品を再編集したものとなっております。
更新:2013/8/4
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*それは決して造られない宝石……どうあがこうとも、その宝石のイミテーションは……ただの『偽物』にしか成り得ない。 ※小説サイト「野いちご」「カクヨム」「エブリスタ」にも掲載しています。
更新:2011/3/4
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「僕」はとある女性の専属の家庭教師に就くことになった。その女性とは一国を強権でもって支配する女王のクローンだったのだ――
更新:2016/6/9
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