公爵家令嬢であるベティは、綿毛のようなふわふわ金髪に明るく澄んだライトブルーの瞳。そして雪のように白い肌に、健康そうな淡いピンク色の頬には小さな愛らしいエクボがある、誰からも愛されている少女である。 彼女と交際したがる者が多過ぎて困り果てた公爵は、集団見合いパーティーを開いた。その席で、どんな男性が好みかと尋ねられて、ベティがこう答えた。 「私の好きな人は空を飛べる人なの・・・」 と。
更新:2021/3/25
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
学園の卒業パーティーで王太子がピンク色の髪の少女を側に置き、壇上から婚約者に向かって婚約解消を告げた。 みんなの注目を浴びた侯爵令嬢はまるでビア樽のように太っていた。こんな自分ではいつ婚約を解消されてもおかしくないとずっと覚悟はしていていたが、それにしても何故王太子殿下は彼女を選んだのだろうと令嬢はため息をついた。 そして彼女は二十年前にもあった婚約破棄騒動に思いを馳せたのだった…… ◇◇◇◇◇ 今回投稿を何故か焦って、いつもにも増して誤字脱字が多く驚きました。報告して下さった皆様、本当にありがとうございました! あと、助動詞難しい・・・勉強しようと思っています!
更新:2021/11/14
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
八歳で王太子殿下と婚約し、それからは勉強や礼儀作法、ダンス、お妃教育と追い立てられ、友人を作るどころか肝心の王太子殿下と触れ合う暇もなく、その挙げ句に浮気をされ、事実無根の苛めや悪事をでっち上げられ、学園卒業のダンスパーティーで、衆人環視の中で婚約破棄された侯爵令嬢の私・・・ その後、何の落ち度もないと証明されたけど、王家の闇を知った私に、三つの選択肢だけが与えられた。 私はその中から毒杯を飲む事を選択した。 私はすべき努力を全てやった。その結果がこれなら、それを受け入れるだけだ。 毒杯を飲んだ瞬間、生まれ変わりたくはないか?という声が聞こえてきたが、メンドーだから結構ですと、生まれて初めて本音で応えてしまった。 すると、それが失礼だったのか、私は再び同じ世界に、同じ自分として生まれ変わってしまった・・・
更新:2021/7/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
王都に住む伯爵家令嬢のカレンは、王立学院に入学して、辺境に住む幼馴染みの伯爵家の跡取り息子のレントに会えるのを心待ちしていた。 カレンは夏の終わりに毎年レントの住む辺境の田舎の領地に行くのを楽しみにしていた。しかし、三年前にある事件が起きてから、彼女はその辺境の地へ行く事が出来なっていたのだ。 ところが、久しぶりに再会したレントはすっかり変わっていた。純朴な少年から都会的な貴公子へと。そして彼はカレンを完全に無視して話かける事もなければ、話しかけられることも避けていた……
更新:2021/6/4
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
子爵令嬢が運命の相手(侯爵家のご子息)を見つけたので、伯爵家のご子息との婚約解消を願って行動を起こした。しかし、子爵令嬢も、侯爵家のご子息も、伯爵家のご子息もみんなモブ・・・ このモブ達の婚約破棄騒動に巻き込まれてしまった、気の毒な王女様と、彼女を守りたいと願う残念な幼馴染みの少年のお話です。 【 愛する人の本命が現れるまで、私は婚約破棄をせずに、彼の防波堤になりましょう! 】 という別の話の登場人物である、駄目駄目シスターズの末っ子の王女のお話です。 こちらはほのぼのというより、少しシリアスな話です。
更新:2021/2/26
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
爆発音と共に燃え盛る大きな炎の前で、ケントはある女性の名前を叫び続けていた。 幼馴染みで、初恋の相手で、そして彼の唯一の女性の名を・・・ 「サラーっ! サラーっ!」と…… 何度も火の中へ飛び込もうとして、周りの人に体を拘束され、思いとどまるように叱責された。 今燃えている伯爵家の娘サラは、その婚約者のハリスツイードと昨晩結婚式の打ち合わせをしていたのだが、逃げ遅れてしまった。 そして翌朝、黒焦げた焼跡戸に姿を現したある二人の人物に、居合わせた人々は不審の目を向けたのだった…… 四人の幼馴染みの愛憎劇です! 初めてのドロドロもの(自分的には)です。最初からそれを目指していた訳ではないのですが……
更新:2021/4/15
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
人気オンラインゲーム『ミッドガルド・フロンティア』その世界にどっぷりと浸りきった主人公『瀬良優樹』(無自覚美少年)は、ある日ゲーム内で『異界パスポート』なるアイテムを手に入れる。そのアイテムを使った時から現世と異世界を往復出来るようになる。しかもその世界に行くと、何故か自分が女の子になってしまう。おかしな住人と、冒険者達の繰り広げるド田舎開拓記。 逃げ場のない状況に、次第に暴走して行く主人公達。 美少女になった彼は、男としての大事なモノを守り通せるのであろうか?
更新:2016/2/5
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
前作「何故私にお尋ねに?」の半年後の世界を、淑女倶楽部のメンバーで、集団婚約破棄事件の被害者となった伯爵令嬢のその前後の様子を描いています。 過去回想から、今、前向きに進みながらも、やはり傷が癒えてはいない少女のお話です。
更新:2021/1/8
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
王立学院を飛び級の十六歳で卒業したミレーユは、十三歳年の離れた兄の診療所の手伝いをしている。 最近兄に薬草を育てるように命じられたが、彼女は植物を栽培するのが苦手で、毎日のように叱られていた。そして卒業して一年近く経って、彼女は精神的に追い詰められて、ある日気を失って、五日経っても目をさまさなかった。 巷で兄の虐待が噂になり始めた頃、兄は友人である王太子に呼ばれて登城した。そこで彼は王太子に意外な話をされる。 「君の妹を助けて欲しいとある人から依頼された」と・・・ ー注意点ー 異世界の話なので異世界ジャンルにしたのですが、ジャンル違うのでは?というご指摘ありました。変更するつもりはありませんが、恋愛物ではなかったと不快に思われる方がいたら申し訳なく思います。 この話には一切恋愛は含まれていません。
更新:2021/4/20
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。