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作:もりといぶき

月の下で待っている〜地上の孤独と、闇の寵愛〜

〜孤独なわたしを愛してくれたのは、闇の神様たちでした〜 極東の島国・日の元に暮らす朔には、夜にだけ会える秘密の友達がいた。 夢を介し、あるいは地上への干渉というかたちで交流できる彼らとは、大人になるまでの期限付きの関係だった。 別れはそう遠くない。その事実に寂しさを抱きながら生活していた朔はある日突然、学校を訪れた国の治安部隊である鳳・赤兎班に連行される。 「君のお義父さんには、国への叛逆の容疑がかけられている」 班長である宮城にそう告げられた彼女は、義父の一件が片付くまで赤兎班に身柄を確保され、監視を強いられることになってしまった。 学校では義妹の取り巻きにいじめられて、赤兎班では国に背く裏切り者と疑われる。 精神をすり減らしながらも窮屈な日々に耐える朔であったが、やがて朔自身が隠し持つ秘密と赤兎班の秘密が交錯し、日の元を揺るがす大事件に巻き込まれてゆく——。 ※恋愛要素は後半となります。 ※他サイトにて完結した作品を加筆・修正して掲載しています。 ※現在同名小説を「NOVEL DAYS」サイトにて、三人称視点に書き直しながら連載しています。

更新:2022/8/21

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