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作:スターバスターココナッツ

6000光年先の海洋惑星で元エースパイロットの俺が巨大イカを釣るお話。

遥かな未来、人類が恒星間航行技術を獲得して数世紀が経過した時代。 地球から6000光年離れた海洋惑星 ニュー・ネレウス。 陸地が地表に1割もないその惑星の広大な海洋に浮かぶ海洋都市では、惑星の資源を採掘する任務に従事していた。彼らが潜るのは、生命豊かな海。 恒星の光さえも届かない深海底には、豊かな鉱物資源が含まれていた。 しかし、彼らがこの惑星から採取するのは、鉱物資源だけではなかった。 この海の惑星の底に生息する生物さえも資源として捕獲していた。 中でも最も付加価値の高い危険な獲物がニュー・ネレウス最大の生命体であるティタノ・セピア。12本の触手とシロナガスクジラ並みの巨体、巨体を支える疑似的な骨格。この怪物を捕獲、海上都市で解体する仕事 通称巨人イカ狩りは、過酷なことで知られている。 今年で35歳の元宇宙軍エースパイロット ケン・ガードナーもこの巨人イカ狩りに従事する労働者の1人。 深海作業艇 ディープランサーに乗り込む彼らの任務は、電磁パイルバンカーという名の銛と振動ブレードという名の剣を武器に12本の触手と巨体を持った怪物を狩ること。 深海作業用ロボットを操作し、毎日同僚達と怪獣のようなイカを相手に戦う彼が、この惑星の海の底で見たモノとは。

更新:2021/1/4

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