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作者:バル

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作:バルサミ子

ツンドラ令嬢と呼ばれていた氷上さんと同じ大学に進学したら飲み友になった〜普段は無口で素っ気ない態度の氷上さんは酔うと急にデレデレになるので絶対に外でお酒を飲んだらいけないと思うんだが〜

──ツンドラ令嬢。  それが高校時代の氷上玲のあだ名だった。  クールでミステリアス、それでいて超が付くレベルの美人の氷上さんは数多くの男子たちから言い寄られ……そして尽く撃退してきた。  そんな氷上さんにつけられたあだ名がこのツンドラ令嬢。  誰に対しても素っ気なくて無口な態度ではあったが、人嫌いというわけではなく異性からだけでなく同性からも憧れの対象として見られていた。  高校生活の三年間、ずっと同じクラスだった日野佑真も氷上さんに密かに憧れを抱いていた。  そんな氷上さんと大学で再会した。  しつこいサークル勧誘から彼女を助け出した佑真は一世一代の勇気を出して氷上さんを飲みに誘うと、まさかのあっさりOK。  ドキドキしながら居酒屋に入って乾杯をすれば……彼女の態度は一変。  急にドロッドロのデレッデレになり始めて……?

更新:2021/6/24

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作:バルサミ子

読心の令嬢と氷の騎士様〜目が合った相手の心が読める私だけが無表情な氷の騎士様がただの口下手だと知っている〜

アーデル伯爵家の令嬢イリスは幼いころに『目が合った相手の心が読める』異能に目覚めた。それはイリスの意思と関係なく本音が頭の中に流れてくるもので、イリスはいつからかあまり人の目を見なくなっていった。 そんなイリスも成人を迎え、建前の渦巻く社交界へと足を踏み入れることになった。 口にする建前と本音の差異に疲れたイリスは壁の華となって休んでいると、ふと多くの令嬢から視線を向けられている人物がいることに気がついた。 その視線の交点を見れば、そこにいたのは白銀の髪を持つ儚げな美貌の美青年。 そんな彼を憧れの目で見つめていた令嬢の一人が彼にアプローチをかけるも冷たい態度で表情も動かさずに撃退されてしまった。 そんな彼──テオを見て人は彼のことを「氷の騎士様」と呼んでいた。 誰もがテオのことを不機嫌で氷のように冷たい男だと評したがただ一人、心の読めるイリスだけがテオの本性に気がついていた。 テオが……ただ無表情で口下手、不器用な青年だ──ということに。 そんなテオにイリスが興味本位で近づいて声をかけたことがキッカケで二人の関係は急速に縮まっていくことになるのだが──

更新:2021/7/2

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