「俺が、ずっと生きてきたのは、このためだ」 突然跪き、ぼろぼろと泣き始めた男性に、私はひきつった。 けれど、不意にその表情をどこかで見たことがある気がした。――ああ、彼だ。 君と巡り会うためなら、何度でも生まれ変わる。
更新:2018/2/12
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神々に魔術を放って死んだと思ったが、不老不死の魔術で生き延びたらしい魔術師リーデリアの話。──目覚めたのは、百年後だった。 生きていたはいいが、魔術師の証を無くし、さらには家も無ければ金もない。 ひとまず、タダで寝起きができる魔術師育成の学院に通い始めることにする。 すると、魔力測定器で魔力測定不能の結果を叩き出して、測定器を壊してしまった。ああそうだった。 ゆったりと再開したかのように見えた最強魔術師リーデリアの生活だったが、思わぬ再会と、神々との因縁が降りかかる。 ※アルファポリスでも公開中
更新:2018/6/5
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〈悪魔〉を信奉する狂った科学者 (信徒) たちによって実験される子どもの内、一番新しく来た少年とそれ以前からいる少女の話。「僕」は、そのとき虚ろな目をした彼女に何を言うべきだったのか。(二話完結、一万字程度。荒削りですがよろしければ) カクヨム重複掲載
更新:2016/5/25
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侯爵家に生まれたのに、魔力測定器が出した魔力ゼロという結果のために生誕時に生まれていないことにされたレティーシャ。ある日家を出ようと思っていたら、逆に《青の森》に置き去りにされた。 しかしすぐに保護された。 「俺の邸に来ないか」 保護を申し出た男はレティーシャに優しく笑いかけた。 魔法能力で階級が決まる世界。 魔力ゼロで家族に棄てられたと言われたが、実は特定の魔法が効かないある意味最強の魔法を保持していたレティーシャ。階級高位の《一の公爵》に保護されたり、王に興味を持たれて妃候補になったりしてしまう。
更新:2017/12/1
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「ジゼル」は呪われている。その呪いこそは、若き命を終えるごとに同じ容姿と記憶を受け継ぎ生まれてくる。そのような呪い。幾度目の生か、今世の彼女の年齢重ねること十八。 もうその生活には慣れっこであったというのに――「俺の嫁になってくれ」とは如何なることか。 彼女に求婚し続けるは、シモンズ公爵家が嫡男「クラウス」神出鬼没の放浪息子。 堕ちた神に呪われた乙女と、彼女を一途に想い続けて求婚し続ける公爵家御曹司の話。御曹司は彼女に抗わせたい。 (カクヨムにて重複掲載)
更新:2017/4/3
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田舎で暮らすティナは精霊に愛される娘だ。 それだけとも言えたはずが、ある日、王位継承争いに巻き込まれてしまう。 それはどうやら、いつも側にいる『獣』に理由があるようで。 「この地を統べる権利を持つのはお前だ、ティナ」 二百年も目覚めなかった『神の獣』に選ばれたティナの、ほのぼの時々甘くの物語。 常にマイペースなティナの側にいるのは神の獣と、最も位の高い精霊。 果たしてティナは王位に就くのか、就かないのか。 ――神の獣は彼女が気がつかなくとも、ずっと、ずっと、愛している。 そんな話。 ※めでたしめでたしという類いのすっきりなハッピーエンドではありません。ご注意を
更新:2018/4/30
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弱小国が生き残るために、年々力を増す国に同盟を申し込むことにした。 同盟の証となる両国の婚姻の可能性がある中、王女であるエステルは使者の一人として相手の国へ旅立つ前日、国境沿いの争いで助けてくれた男性に恋をしてしまう。 嫁ぐかもしれないのに。もう使者として発つのに。想いを断とうとする勝ち気な王女の初恋の行方は。 ――私は、彼のことを知らなくてはならない ※こちら「一応侯爵令嬢の転機」のスピンオフです。
更新:2017/12/24
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