戦争の歴史を繰り返してきた二つの大国。しかし、力が拮抗していた時代はとうに過ぎ、片や栄華を極め、片や衰退の一途を辿っていた。 繁栄する大国にはステファナ・グレン・カルムという王女がいる。明朗な彼女は家族に愛され、国民にも愛され、幸せな日々を送っていた。やがて妙齢になったステファナは、一つの大きな決断をする。それは、長年敵対してきた国と和平を結ぶため、政略結婚する道を選ぶことであった。 仇国に嫁ぐという事が茨の道より辛い事を理解しながら、ステファナはたった一人で愛する祖国を後にする。和平という使命に燃えるステファナであったが、彼女を妃に迎えた皇太子は冷たく、皇帝にいたっては強い敵意を向けてきたのだった…。 ※この小説は前作【政略結婚のお相手は、呪われた王子でした。】の舞台設定を引き継いでおります。
更新:2023/12/14
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※この小説は以前に投稿した、同タイトルの短編小説の連載版です。 小国と侮られるベルデ国の王女エイレーネは祖国の安寧を願い、隣国の王子へ嫁ぐことになる。しかし彼女のお相手は”呪われた王子”と呼ばれて忌み嫌われる、病弱で醜い王子であった。大きな不安を抱えて俯くエイレーネとは対照的に、”呪われた王子”ことリファトは顔を合わせる前から彼女に恋をしていた。どれだけ不遇な扱いを受けても優しい心を失わない王子と王女は、やがて心を通わせるようになる。ささやかな幸せを喜ぶ二人に待ち受けるのは、厳しい王家の洗礼だった…。 権力の渦に巻き込まれ、王政の時代に翻弄されながらも互いへの愛を貫く、リファトとエイレーネの物語。少しでもお楽しみいただけたら幸いです。
更新:2023/3/17
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
敗戦国の皇子ユストは、人質として敵国に連行されるが、仲間と共に虎視眈々と反乱を目論む。すべては、苦しむ民を救うという皇子の使命を果たし、正義をもって悪しき王を征服するために。 ユストが暗躍する中、『我儘姫』と忌み嫌われる敵国の王女ルミナは─── ”忠節の伝説”が残る王国を舞台に、皇子と王女はそれぞれの闘いに身を投じていく。 『我儘姫』の素顔が明かされる時、それは王国の終焉となるのか、始まりとなるのか。
更新:2019/6/12
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
すれ違い、ようやく指先が触れたかと思えば別れ、また巡り逢う。これは不器用で一途な二人が、出逢いを繰り返すお話。世界で二人だけが知っている物語である。
更新:2021/1/2
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
バラダン伯爵家の令嬢は前世の記憶を夢に見る……のだが当の本人、アイネアはそれが前世であるとこれっぽっちも気が付かない。 繰り返す不思議な夢を見続けるうちに、彼女はある願いを抱くようになる。それは『目が覚めると消えてしまう世界を再現する』ことだった。 美味しそうなお菓子が食べたい。 面白そうな本が読みたい。 楽しそうなおもちゃで遊びたい。 アイネアの暮らす世界には無い、魅力的な品々を夢で終わらせるのは惜しい!惜しすぎる! 無いなら作ればいいじゃない! そんなこんなで『前世持ち』である自覚が無いまま、ちょっと風変わりな令嬢アイネアは夢を追いかけ進んで行く。時には事件に巻き込まれながら、果たしてアイネアは願いを叶えることができるのか!? この物語は『夢』見る令嬢が、様々な出会いを経て成長していく奮闘記である。
更新:2019/5/10
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
「わたしと恋愛してみない?」 「いや、無理ですけど」 自分の執事に恋する公爵令嬢アディナ。恋愛小説を読みあさり、余計な知識を蓄えたアディナは日々、彼に珍妙なアプローチを仕掛ける。振り回される執事のルカだが、彼もまた、自分の仕えるお嬢様に恋をしていた… 身分差ゆえに、身を引こうとするルカ。 身分差などまったく意に介さないアディナ。両片想いの難儀な恋は、いったいどうなる!? 「禁断の恋って燃えるわよね」 「勘弁してください…」
更新:2020/1/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
もはや普通が特徴の令嬢サラと、残念すぎる令息ルキオ。 サラが祖母から伝授された処世術はどこまで通用するのか?はたまた全力で空回り続けるルキオの恋は実るのか? 二人が紡ぐ頓珍漢な恋路の行方はいかに!!
更新:2019/4/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
わたしはとある国の王女として生を受けました。小さな国ですが、緑あふれる穏やかなところです。わたしはこの国が大好きでした。しかしいずれは外国へと嫁ぎ、ふるさとに別れを告げることが、王女として生まれ落ちた瞬間に定められていました。 でも、良いのです。愛する祖国の安寧に貢献できるのなら、それは誇らしい事ですから。政略結婚と言えば、わたしのお父様とお母様もそうでしたが、とても仲睦まじい夫婦でいらっしゃいます。お二人のようになることが、わたしの夢であり、唯一の希望でもありました。 そして、とうとうわたしにも縁談が持ち上がったのです───
更新:2021/4/28
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
目が覚めるとそこは異世界。夢にまで見た二次元の世界で私は推しと幸せになる……っていうのが異世界転生だと思っていた時期が私にもありました。 ここはどこですか。私が汗水流して得たお給料を注ぎ込んだ推しは、いつ会えますか。S◯riでもグー◯ル先生でもいいから教えてほしい。ま、まさか…好みじゃないから避けていた、恋愛シュミレーション系の世界じゃないだろうな!?嘘…だろ…?攻略スレもねえ!チートもねえ!女子力もそれほど変わってねえ!どうしろっていうんだ!? オタク喪女は異世界の中心で悲鳴をあげる…
更新:2020/1/19
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
社交界で囁かれるオリヴィア・パチル嬢の噂は良くないものばかりだ。実際、彼女はいつも怒ったように眉を吊り上げ、きつい声で、棘のある台詞を吐く。彼女が暮らすお屋敷からは毎日毎日、使用人を叱り飛ばす大声が聞こえてくるのだ。 このままでは嫁ぎ先が見つからないと焦るのは、本人ではなく父親だった。気が強いゆえに、トラブルばかり引き寄せる困った子だが、娘は可愛いもの。とにかく縁談を組んでやらねばと、父親は手当たり次第やけくそに婚約を申し込む。玉砕が続いていたオリヴィアの婚約者探しであるが、ついに色良い返事がかえってくる。だがしかし、その相手はなんと社交界を時めく”稀代の美青年”であった───!
更新:2021/3/29
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。