わたくし、ハーナベル・カンタールはこの国の第二王子レムナス様の婚約者でした。 でもそれは今日までの事。 たった今、わたくしは王子から念願の婚約破棄をされました。 えぇ、えぇ、わたくしは今日この日をずっと待ち望んでいましたの。 わたくしの望みは『本の塔』ビブリオ・タワーで司書になる事。 婚約破棄をされたのですもの、もうわたくしは自由ですよね? ……なのになぜ、レムナス王子はわたくしを迎えに塔にきますの? 読書の邪魔ですから、思いっきり、突き落とさせていただきますわ。
更新:2017/1/30
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この国の王がお触れを出した。 『冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。 ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。 季節を廻らせることを妨げてはならない』 そして俺達冒険者の心に助けを求める声が響いたのは、程なくしての事。 助けを求めているのは一体? 声の主を求めて、俺達は季節の塔へ向かう。 塔の中に、何があるのか。 俺達に、助けられるのか。 数々の困難を乗り越えて、俺達は、塔の最上階――季節の女王の部屋を目指す。
更新:2016/12/24
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