さて、今宵の話し手を務めますは、名もなき紅衣の吟遊詩人。 砂塵の中を駱駝が行き交い、酒と香料の豊潤なにおい漂う国ダバラッド。自らの腕を世に示す物語を作るため、〈魔宮〉と呼ばれる遺跡がある街にやってきた吟遊詩人タルナールは、仲間とともに〈魔宮〉の深奥を目指します。場景を飾るのは夜の獣、忘れられた王、熱なき炎を纏う妖霊たち。これは玄妙なる魔術と、富を求める人々の思惑、すべてを巻き込みながら、巡り巡る物語の物語。 アラビアンナイトの風味を取り入れた正統派ダンジョンファンタジー。
更新:2021/8/28
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墜ちた廃都に眠るのは、秘密を抱いた天象儀(プラネタリウム)。 鍵開けの名人である盗賊ハキムが訪れたのは、財宝が眠る地下遺跡が発掘されたという港町。魔術師と剣士を仲間に加え、一攫千金を目指して地底の廃都に挑む。立ちはだかるのはアンデッド、異形のクリーチャー、そして謎めいた刺客。探索を進めるうち、都市の成り立ちと、滅亡の理由が明らかになっていく。そして黒い防壁の内側へ、市街にそびえる宮殿へ。黄金と真実を求めて、ハキムたちは危険な廃都の深奥を目指す。 シリーズ二作目、『霧降る山と夕暮の竜』も完結。 https://ncode.syosetu.com/n5712ep/
更新:2018/1/8
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友人の画家から個展への誘いを受けた有羽詠子は犬塚猟一と共にその友人を訪れる。 そして友人から持ちかけられた相談。それは恋人の様子がおかしい、というものだった。二人はその調査に乗り出すが……。
更新:2014/7/16
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ある港町へやってきた探偵の犬塚と有羽。 そこで行われた展示で人工知能、ヴィータと出会う。 彼女と出会ったのは偶然かそれとも運命か。 知らず知らず、二人は彼女をめぐる陰謀に巻き込まれていく。
更新:2014/12/16
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新宿の探偵事務所に所属する探偵の犬塚猟一、助手の有羽詠子。 行方不明になった息子の手掛かりを探ってほしい、との依頼を受け、東京都西部の山中、そこに在る廃墟へと向かう。 何という事のない人探し、のはずだったのだが。 そこで遭遇する恐怖。狂気。 二人は無事日常へ復帰することができるのか。
更新:2014/5/19
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帰路で見知らぬ小路を見つけた「私」は、吸い込まれるようにしてその小路に足を踏み入れる。しかしそれは常世とは異なる場所であり、「私」は亡霊の記憶を巡り歩くことになるのだった。
更新:2015/11/18
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大学卒業にあたって進学も就職も選べなかった私は、あるきっかけから、滴水古書堂(てきすいこしょどう)という古本屋でアルバイトをはじめる。しかしそこの店主は半身を不気味に蠢かせる、名状しがたく謎めいた男だった。落ち着いた職場でゆっくり自己を省みようと思っていた私は、その甘い考えとは裏腹に、様々な冒涜的怪異に巻き込まれていくことになる。(2020/7/2完結) 【講談社 レジェンドノベルス様より書籍第1~2巻が発売中です】
更新:2020/7/2
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日常に倦んだ探偵。父親を殺された少女。乾いた近未来の世界で、復讐が二人を結びつける。 2074年の東アジア。香港沖200kmに浮かぶ人工都市で探偵業を営む月島正悟は、ある日路地で怯えている少女と出会う。彼女に連れられて向かった先にあったのは、ネットワークエンジニアで少女の父親でもある男性の死体だった。香港マフィアの暗躍。見え隠れする公安警察の思惑。事件の鍵を握るのは、死者が持っていたはずの『フラガラッハ』。都市の支配者や、香港の軍閥を巻き込む情勢の中で、月島と少女は夜の都市を駆け、策謀の網を渡り、電海の渦を泳ぐ。復讐の達成と、己の帰る場所を求めて。
更新:2017/10/17
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