代々『剛力の者』の騎士を輩出するガーランド家に生まれた女騎士エレノア。高身長に凛々しい顔立ち、男顔負けの武芸と怪力の持ち主であり、真面目で紳士的な性格のため女性には大人気だが、そのせいか縁談が決まらずにいた。 そんなエレノアに、虚弱で引きこもりで絶世の美人と噂の魔術師団長子息・ジーンとの縁談の話が持ち上がる。佳人薄命を絵にかいたようなジーンは見合いの最中に倒れ、エレノアは彼をお姫様抱っこしてしまう。 初対面からとんだ失態をし、見合いは失敗かと思われたが、ジーンはなぜかエレノアを気に入り、縁談の話は進んでいく。しかし、エレノアは何者かに狙われるようになり……。 生真面目な男前女騎士と訳アリ虚弱美人魔術師の、ほのぼの恋愛物語。
更新:2023/11/19
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夏の木立は青々と茂る。葉を茂らせた分だけ、木の下の影は濃くなる。 照り付ける太陽の光と、茂る木陰の黒い影。光が強くなればなるほど、闇はより深くなる。 昼でも暗く、どこか冷たく感じるそれを、“青葉闇(あおばやみ)”と、人は言う――。 『奇妙な話、怖い話、集めており〼』。 ものぐさな怪奇幻想作家の枯木青葉が思いついたのは、人から奇妙な話を聞き集めることだった。 お手伝いのスミちゃんは、先生と共にお客を迎えて話を聞く。 奇妙な風習の伝わる村で起こった怪異、団子を食べて孕んだ女性……。奇怪な話をまとめた、夏の日に少しぞっとする説話集。 ※ 冬の章、はじめました(2023/7/3)。
更新:2023/7/16
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1920年代末の日本帝国、光和五年の春を迎えた帝都・東京。ドイツ人の母を持つ美貌の青年・千崎理人(せんざきまさと)は帝大卒のエリートながらも、家も金も職も持たぬ自堕落な生活を送っていた。ある日、居候先から追い出されそうになった理人は、職を探すため知人のサロンを訪れる。そこで出会ったのは、眠れる一人の子供――謎めいた雰囲気の『小野カホル』との出会いにより、理人は様々な事件に関わることになり……。 大正~昭和初期の架空日本。帝都・東京を舞台に、童話をモチーフにした事件を解決する、自堕落な美青年と謎めいた少年のミステリー短編連作集。
更新:2019/3/11
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