単身、旅をしていたヴィーは、山中の裏街道で物盗りに遭遇し、森の中の小屋に捕らわれた。そこで賊に無理やり働かされているという幼い孤児のディルに出会う。拘束を解く代わりに食糧を、と要求するディルに対し、ヴィーは彼を連れ帰り、独り立ちできるまでに育てることを持ち掛ける。 身分も出自も分からないヴィーを訝しむも、ディルは直感で彼についていくことを決心する。 並外れた美貌と穏やかな物腰の謎めいた若者と、王都を追われた孤児の少年の、いささか頼りない旅路が始まる。その邂逅が導く驚くべき運命を、互いに知らぬまま――。 ※カクヨムでも同時公開しています。
更新:2024/4/20
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これは勧善懲悪、ざまあが酷いお話となります。精霊の加護持ちである母から生まれたビビは文字が読めない女の子。母は文字が読めないことは問題ないというけれど、周りはそうは思ってくれない。役立たずのビビは徐々に家族にも疎まれて、離婚をしたペルニラと娘のマリンが出戻りとして帰ってくると、ビビの居場所はあっという間に無くなってしまったのだった。苛烈な性格のペルニラとマリンは、まずビビの母親を毒で殺した。ビビにも毒を盛って残虐な方法で殺そうとしたのだけれど、精霊の愛子であるエドヴァルトに助けられることになる。エドに助けられた後も、母を追って死にたくて死にたくてしょうがないビビ。出来損ないビビに死を望まずに立ち直る日はやって来るのか?カクヨムにも投稿しています。
更新:2024/3/11
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ポンコツ冒険者のアイシャこと、アイシャール・カーバインは父の遺言で頼った超一流冒険者パーティーをあっさりと首になった。 どこかの貴族の親父の愛人などになるつもりもないアイシャは、場末の冒険者ギルドで、元のパーティーのリーダー、アルフレッドを見返すために冒険者家業を続けようとする。 だがその裏にはあまりにも巨大な力による、どうにも理不尽な陰謀の影があった。実は彼女は人外の強さを持つ元パーティの面々にストーカーされていたのだ。 それでも自分の力で、一流の冒険者になってやろうと志を抱くアイシャに明日は、平穏な日々あるのだろうか? 赤毛でくせ毛の少女の冒険譚と、それに巻き込まれるとっても不幸な人々の日常の物語。はじまり、はじまり~~!
更新:2024/2/15
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<国を愛する新人皇后の初恋相手は、皇太后様でした> 帝位争いが原因で大きく傾いた中華大帝国・大誉(だいよ)。 そんな国を再建すべく立ち上がったのは、男なら将来の宰相とまで言われた才女の徐夢珠(じょ・むじゅ)だった。 夢珠は政務を拒絶する若皇帝・雲寧(うんねい)を裏から支えるため皇后になるも、婚姻の儀当日、雲寧から「お前を皇后とは認めない!」と拒まれてしまう。 その時、夢珠の窮地を救ったのは儚くも美しい皇太后の攝五娘(せつ・ごじょう)だった。 皇太后を一目見た瞬間に感じたことのない胸の高鳴りを覚えた夢珠は、これが生まれて初めての恋なのだと確信。その愛を原動力に、国の立て直しをより一層頑張ろうと決意するのであったが、そんな夢珠の前に寵妃や官吏からの邪魔が立ちはだかる……。
更新:2024/1/31
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バリーは男爵家から幼くして騎士団に預けられたか、剛腕無双の騎士に育つ。 今回の戦争で大手柄を立てて多額の褒美金を期待するが、褒美は意外にも名門伯爵家への婿入り。その裏には王太子のストーカー行為があった。 すべてを力でねじ伏せることしか知らないバリーは問題を力ずくで解決しようとするが、その結果は誰もが予想しなかった方向へと事態を導くこととなる。
更新:2023/12/28
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元庶民のデイビー=ダビットソンが武勲をたてて準男爵になったところから物語は始まる。 これは貴族となった彼が素敵なお嫁さんを探すお話。 だが、彼は貴族に成り立ての新人貴族。 夜会に出る伝手もなく、容姿が優れているわけでも、財力があるわけでもない。 寧ろ、容姿に関しては周囲から『熊』と例えられるほどの大男。 そんな彼が、公爵令嬢リンディ嬢と出会うことで思わぬ方向に話が転がって行くことになるのだった。
更新:2023/12/15
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7年前に失踪した父親の手がかりを求めて、王都にやってきた主人公(18歳・女)は、職安で出会った王子様にリクルートされ、彼の妹姫のメイドとして働くことに……というお話。 萌えるメイドは出てきません。イケメン王子との恋バナでもありません。 いわゆる謎解きミステリーとも違います。事件は起こりますが、探偵役は出てきません。 魔女の伝承が息づく架空の王国を舞台にした、王位継承を巡る物語。 「気軽に読める陰謀劇」を目指して書いています。 ※現在、第四部まで完結済み。第五部連載中です。 ※「ハイファンタジー」から「推理(文芸)」にジャンルを変更しました。
更新:2023/8/11
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