「アメリア・メイラーゼ。貴様との婚約を破棄する!」 婚約パーティーの真っただ中で、呑気にステーキを食べようとしていた私は、婚約破棄を言い渡されてしまう。 会場全体の空気が重くなり、静まり返るのも無理はない。大勢の貴族たちがいる前で、クソ王子はやってしまったのだ。 「またそのようなことをおっしゃっているのですか?」 「お前には初めてだろう!」 身勝手な理由で何度も婚約破棄してきたクソ王子は、気づいているのだろうか。 婚約破棄をしてきた数多の女性がこの会場に集まっていて、すでに自身が孤立していることを……。 ※アルファポリスにも投稿しています。
更新:2021/7/29
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家の都合で政略結婚が決められた貴族令嬢モニカ・ベニートは、自身の誕生日に初めて婚約者と出会う。 しかし、何をしても関係は悪化するばかりで、目も合わせてもらえない。 手を握れば「放せ」と怒られ、手作りクッキーは「普通だ」と言われ、最終的には、目印の代わりにガーベラのヘアピンを渡される始末。 顔もまともに覚えてもらえていないと知り、落胆するものの、円満な政略結婚のためにモニカは必死に前を向く。 「婚約相手が私では、ダメ……ですか?」 「所詮は政略結婚だ」 どうして怒らせているのかわからず、彼に冷たくされたモニカは号泣するが、少しずつ違和感を覚え始めた。 もしかして、嫌われているわけではない……?
更新:2021/7/28
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