きらいという言葉で本当にきらいになれたら楽なのに。けれど現実はそんなに甘くはなくて、私の視線はただまっすぐに一樹の背中を見つめるのだ。北風に吹かれながら、振り返らない背中を見えなくなるまでずっと。
更新:2015/2/15
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取りたてて美人というわけでもなく、スタイルがいいわけでもなく、頭がいいわけでもない。「暗い」というわけではないが、明るいと暗いの二択ならば、暗いの部類に入る、そんな人物、伊藤千花。 「俺と付き合え」 モテ男の瀧山徹の一言で平穏な生活が崩れていく…。 (コメディにするつもりができてないです!)
更新:2012/9/1
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シュミレ国―――北の山脈に背を守られ、南の海が恵みを運ぶ国。 15歳の少年王エリヤは即位したばかりだった。両親を暗殺された彼を支えるは、執政ウィリアム一人。他の誰も信頼しない少年王は、彼に心を寄せていく。 恋ほど薄情ではなく、愛と呼ぶには尊敬や崇拝の感情が強すぎる―――小さな我侭すら戸惑うエリヤを、ウィリアムは幸せに出来るのか? 【注意事項】BL、R15、キスシーンあり、性的描写なし 【重複投稿】エブリスタ、アルファポリス、カクヨム、小説家になろう
更新:2020/4/21
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この春から大学生になった柏原翔平。念願の一人暮らしも叶い、明日入学式を迎えるはずだった。だがその日の晩、彼の家の床には大きな穴が開いていて、そこから何故か女の子が現れる。しかし少女は何故か全裸だった。 これは普通の大学生が自分の家の床下で繰り広げるちょっと不思議な物語。 ※2016年10月17日、全編改稿完了及び、新装版床ハレに際してタイトル変更しました
更新:2019/3/25
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桜が満開になり始めた。寒い日が続いたせいか、今年は例年に比べ、開花が遅かった。石神宏弥は一人で桜を眺めていた。ピンク色の桜が空を彩り、風に吹かれて少しだけ舞う。その下を歩く人々が、感嘆の声を上げ、幸せそうな顔をしていた。そんな中宏弥の表情は一人浮いている。泣きそうな、苦しさを押し殺すようなそんな顔。
更新:2016/11/3
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なんでもないはずの、ただの眠れない夜。 深夜を過ぎて、物音が気になって、一階に降りてみると……。 テレビに流れる人が襲われる光景。腐りかけた痛みを感じぬ元人間。そして隣家の幼馴染。何が起きているのか、そしてどうなってしまうのか。
更新:2013/8/12
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物事を決めるのは、すべて蛙だった。周りは当たり前のようにそれに従う。蛙に意見をするものなど、この世界にはいなかった。蛙こそがこの世界の絶対だった。 けれど、蛙は知っていた。自分を王と崇める者たちが、裏でどんなふうに言っているのか。 「井の中の蛙、大海を知らず」 ※以前投稿したものとほぼ一緒です。一部修正
更新:2016/6/3
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所詮、人は顔だ。 俺のテストの出来がよければ、「すごい」と言ってもらえるかもしれない。けれど、それだけだ。彼のように、評価が上がることはない。 俺が運動出来れば、「すごい」と言ってもらえるかもしれない。けれど、それだけだ。それが、彼ならば「格好いい」と黄色い声援を送られるだろう。 俺が優しくしたって、「ありがとう」と言われるだけだ。けれど、彼が少しでも優しくすれば、彼に好意を向ける人はまた多くなる。 人は平等だ、なんて言うけれど、決してそうではない。 人は所詮、顔なのだ。
更新:2018/2/17
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