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作者:天宮暁

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作:天宮暁

おっさん騎士が田舎でまったりスローライフを送ろうとしたら婚約破棄された公爵令嬢が転がり込んできた件

【コミカライズ&電子書籍化決定!】 ノージック王国第三騎士団の非正規騎士レオナルド・バッカスは、四十歳の定年を前に貴族である上司から田舎の村の代官になってみないかと持ちかけられる。 税収はそれほどではないが、自然に恵まれ、領民たちは善良で、何よりおいしい田舎料理とどぶろくがある。平民出のレオナルドにとっては、貴族向けのおしゃれな料理より、田舎の素朴な料理のほうがごちそうだ。 願ってもない話に、レオナルドはその村の代官となることを了承した。 現地に赴任し、長年の騎士団務めの疲れを癒やそうと思うレオナルド。 だが、ある雨の日に、突然珍客が現れた。 公爵令嬢だという彼女は、レオナルドに出し抜けに言った。 「わたしをもらってください」と。 なだめようとするレオナルドだったが、彼女は引き下がらず、そのまま村に居着いてしまって――? 2022/04/28 コミックスピア コミカライズ原作大賞にて準大賞&特別賞をいただきました。コミカライズと電子書籍化が決定しております。 ※現在二章まで完結しています。 ※カクヨムにも掲載しています。

更新:2022/4/28

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作:天宮暁

真価追放 ~真価を認められず勇者パーティから一方的に追放された俺は、魔物固有のぶっ壊れスキルを駆使して勇者たちに復讐し、その首を手土産に魔王軍で成り上がり、最後には魔王にも復讐する。そう決めた。~

「キリク、おまえを除名する」 ダンジョン「破滅の塔」を攻略した帰り道、勇者が突然言い出した。 「は?」 いきなりのことに驚くキリク。 だが、他のメンバーはただ、にやにや笑って、驚くキリクを眺めるばかり。キリクは、除名がパーティの総意であることを、遅まきながら悟っていた。 キリクはすべての装備を剥ぎ取られ、魔物の出る危険な街道筋に、身体一つで投げ出される。離脱のための話し合いもなしの、一方的で屈辱的な除名だった。 だが、キリクが何より許せなかったのはべつのことだ。勇者とその仲間たちは、キリクが肌身離さず持っていたペンダントを、これ見よがしに踏みにじっていったのだ。そのペンダントは、魔王に殺された家族の、かけがえのない形見の品だった。 キリクの真価を知らない勇者たちは、キリクが野垂れ死ぬことを確信していた。だが、特殊なスキルを持つキリクが、この程度で死ぬようなことはない。 怒りを抱えさまようキリクの前に、盗賊の群れが現れた。盗賊どもは誰かを取り囲んでいる。 キリクはうめいた。破滅の塔のボスだった魔族の女。キリクたちとの戦いで深手を負っていた彼女は、本来ならば歯牙にもかけないはずの盗賊どもになぶりものにされようとしていた。 「気に入らねえ」 魔王は憎い。 だが、人間だってクソばかりだ。 気づけばキリクは、怒りの迸るままに盗賊どもを殲滅し、人間の敵であるはずの魔族の女を助けていた。 目を覚ました魔族の女とキリクは、すぐに互いの状況を察し合う。ともに破滅の瀬戸際にあった二人は、自嘲まじりにそれぞれの事情を打ち明けあう。 だが、自棄(やけ)になりかけていたキリクとはちがい、魔族の女は、まだ望みを捨ててはいなかった。 魔族の女――ダーナは言う。 「魔王を弑(しい)してその地位を奪う。それでも世界がくだらなければ、世界そのものを滅ぼしてやる」 思わず息を呑んだキリクに、ダーナは力を貸してほしいと頼み込む。ダーナは、敵として戦った経験から、キリクの真価を勇者以上に理解していた。キリクもまた、破滅の塔を攻略したことで、ダーナが型破りな魔族であることを知っている。 かくして、二人は誓い合う。身勝手な勇者どもを血祭りに上げ、その功績で魔王軍の中をのし上がり、最後には魔王をも殺してその地位を奪おうと。 そのための武器は――魔物固有のぶっ壊れスキル!?

更新:2019/2/19

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