メアリは怒っていた、 大好きな兄の婚約者はきっと不審人物に違いないというのに、誰も兄を助けようとはしないことを。 ならば私が守らなければ。 兄を守るため、メアリは今、王宮を駆ける。 投稿先:エブリスタ、カクヨム
更新:2021/11/10
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「君との婚約を破棄する」 それこそが、テレサ・ドルステンが待っていたものだった。 世に溢れるロマンス小説のごとく、王子の恋を邪魔する少女として婚約破棄を宣言される。それをもとにして、自分で物語を書く機会がようやく訪れたのだ。 従者の青年は主人に問う。 「盛りすぎじゃないですかこれ」 「大袈裟なぐらいでちょうどいいの、本当のことを書く必要はないの」 「悪役の立場である少女が主人公じみているのですが」 「流行りらしいわ。王子の恋を邪魔する少女は、公衆の面前で断罪されるのですって」 第二王子に婚約破棄された、物語を愛する伯爵令嬢。 彼女を待っているのは、さて。どんな結末? 投稿先:エブリスタ
更新:2021/9/14
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嵐の夜、森に住む魔女エイラのもとに、騎士サイードが訪ねてきた。 大国の客人が眠ったまま、目覚めないのだという。 国王の命により王宮に連れていかれたものの、他の医師や薬師に疎まれ、患者に会うことすらできない。 どんな目にあっても、笑みを浮かべる魔女を不憫に思い、サイードは彼女のちからになることを決意する。 妖精を従える気弱な魔女と、生真面目な騎士の物語。 ***** アンリ様の『私の神シチュ&萌え恋企画』参加作品。 魔女・妖精・騎士といったワードに萌えを感じるかた、童話的世界がお好きなかたは、手に取っていただければ幸いです。
更新:2020/6/23
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とある田舎道。 寂れてしまった道路沿いにある、もう使われていないバス停留所は、何故かいつもきれいで、ひとが訪れて、色んな物が置かれています。 かたっぽだけの手袋、片方だけの靴、スポーツタオルetc ここは「落とし物停留所」です。 落とし物を誰かが届けて、落としたひとが探しにやってくる、そんな場所なのです。 * Kobitoさま主催「ほっこり童話集企画」に参加 *エブリスタへも投稿しております。
更新:2020/10/20
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国境沿いの戦乱を収めた異国の剣士に嫁ぐことが決まった、サヴォア伯爵家の令嬢は、しかしその婚姻を拒絶する。 そこで白羽の矢が立ったのが、伯爵の庶子であるユーリア。 彼女は髪と瞳の色を変えて、異母妹フリエラの身代わりとして、異国へ赴くことになってしまった。 迎えにきた凛々しい女性騎士・レアとともに、旅が始まる。 伯爵令嬢を演じて疲弊するユーリアに、レアは「自分ではない自分を演じる遊び」を提案。 ふたりは「男性騎士と村娘」として会話を始める。 馬車は走り出す。たくさんの偽りを乗せて。 他投稿先:エブリスタ
更新:2022/2/16
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タイラー・カッセルは、二十八歳の独身エリート事務官。 起床から睡眠に至るまで、己で定めた時間配分を滞りなく遂行しつづける彼を、周囲はミスター・パーフェクトと称している。 大叔母から見合いをするよう命じられたタイラーは、毎週のように指定されたカフェに通い、週替わりで別々の女性と対面する羽目になってしまう。 幅広い女性と、見合いという名の人生相談を続けるタイラーは、カフェの落ちついた空間と美味しい菓子を堪能するうちに、やがて気づく。 ミスター・パーフェクトが己の心に見つけた女性は、果たして誰だったのか。 投稿先:エブリスタ
更新:2022/2/3
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夏の太陽が降り注ぐ街道を、ふらふらになりながら、男は歩いていた。 旅慣れぬうえに暑気にやられ、挙句の果てに、突然の雨に降られてしまう。 ちょうど差し掛かった峠道の先に見つけた、小さな店に逃げ込むと、そこは若い女がひとりで切り盛りする茶屋だった。 投稿先:エブリスタ
更新:2021/8/7
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魔女が呪いをかけました。 これより千年先に生まれた王子によって、この国は滅びるだろう。 それは、荒廃した国を救う為に、王様と魔女がついた嘘。 けれど嘘は、訂正されることのないまま生きつづけます。 千年の後、魔女の末裔・システィーナは、呪いを断ち切るために、さいごの魔女になることを決めました。 そんな時代に、男として生まれたが故、「呪いの王子」と呼ばれるエセルグウェンは、厄災を振りまかないよう見張られる存在です。彼は呪いをかけた魔女を憎まずにはいられません。 人々に疎まれる王子はある日、森の中で一人の少女と出会いました。 これは、お互いの正体を知らない魔女と王子の物語。 はたして呪いの先になにがあるのでしょうか。 ********** 天界音楽様主催「二人だけの閉じた世界」企画参加 投稿先:カクヨム、エブリスタ
更新:2017/12/15
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