夜しか営業していない奇妙な遊園地『裏野ドリームランド』では、死に別れた人間に会えるという。チケットに名前を書いて観覧車に乗れば、ゴンドラの中にその人が現れる。僕が呼び出した最愛の彼女は、しかし僕が誰か分からず、自分の身に起きた悲劇も覚えていなかった。それでも僕は、夜明けまで彼女の手を離すわけにはいかなかった。 生者と死者が入り交じる夜の遊園地で、一晩限りのデートが始まる。
更新:2017/7/28
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某私鉄の新人駅員の俺は、客からのクレーム対応に疲れ、すっかり意欲をなくしていた。そんな俺に先輩駅員の笹川さんは「この業界にはもっとヤバイ話が山ほどある」と、社内で囁かれる奇妙な話をしてくれた。鉄道は、毎日おおぜいの人間と、たまに変なものを運んでいるらしい。
更新:2020/8/27
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『水面の月を抱く国』の続編です。 銀色の瞳の楽師がオドナス王国に留まって二年、王都の人々は変わらぬ繁栄を享受している。王宮では平穏な日々が続いているように見えて、変化は少しずつ始まっていた。属国の王子ナタレは正式に国王侍従として勤め、王女リリンスは西方アートディアス帝国への輿入れが決まりつつある。そしてついに、国王による王太子の指名が行われることになった。様々な人々の思いを孕んで、王国の運命がゆっくりと動き始めた。悲劇の予兆をかすかに漂わせながら。
更新:2014/6/13
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幼い頃祖母から聞かされた不気味な化け物の話。悪い子を連れて行くという黒く長い腕を私は見た。あれは夢だったのだろうか…。
更新:2011/11/13
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会社帰りの電車の中で、私は駆け込み乗車の男とぶつかってしまう。駅からの帰り道、その男が後をついてきて…。
更新:2011/11/20
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まだ寒い春の夜、恋人のもとへ向かう僕は、1本だけ満開になった桜に誘われた。その桜の下で女に出会い、ある秘密を知ることになる。
更新:2012/4/14
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お父さんからもらったおもちゃのブロック。ぼくはそれでいろんなものを作った。でもいつだって妹が邪魔をして、片っ端から壊していくんだ。そんなぼくが最後に作ったのは……。
更新:2013/2/8
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実家で飼っていた犬のハヤトが死んだという。十二年間可愛がってきた、とても賢い犬だった。 酷暑の盆休みに帰省した僕は、母と祖母が二人で暮らすその家のあちこちに奇妙な気配を感じた。古い畳の上を小さな四本脚が歩く音、板張りの廊下を移動する黒い影。『それ』はハヤトなのか、あるいは別の何かなのか。 気難しい祖母と、愚痴ひとつこぼさずその介護を務める母。表向き静かで平穏な生活だった。蒸し暑い空気が淀んだ古い家には、しかし、確かに何かが息づいて、ゆっくりと成長しつつあった。やがて『それ』はある姿を取って、僕の前に現れるのだった――。 ※ノベルデイズにも掲載しています。
更新:2014/8/5
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