「犯人のことを一番良く知っているのは探偵じゃない。被害者です」 殺されても死なない体を持つ襟草悟は、何かと事件に巻き込まれがち。 連続殺人に猟奇殺人、大量殺人に通り魔事件。 知能犯が練りに練った犯行も、見るも美しき完全犯罪も、彼の前では意味がない。 「えっ! なんでお前死んでないの!?」 「まあいいじゃないですか、細かいことは。とにかくあなたが犯人です」 犯人泣かせの探偵いらず!問答無用で探偵不要! 新感覚な「他人の」死なない連作短編ミステリー! ※不定期更新です。思いつき次第ぽこぽこ投稿します。 短編形式ですので、さくっと読めると思います。空き時間にどうぞ。
更新:2021/6/4
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【これはワイダニットの向こう側にある――真実の物語】 「読むな!」と大きく書かれた一通の手紙。その手紙は、アパートの隣に住む五百雀(いおじゃく)から篠原(しのはら)にあてて書かれたものだった。物語は、そこ記された衝撃の告白文から始まる。 平凡で凡庸。この春から大学生になった篠原宏樹(しのはら・こうき)。 独自の思考法で、あらゆる謎を一瞬で解き明かしてしまう五百雀祀(いおじゃく・まつり)。 そして天真爛漫なお嬢様、芥子菜紡(からしな・つむぎ)。 三人の間に一体何があったのか。 誰もが幸せに生きたいと願い続けた、その果てに訪れた悲劇。 そして手紙を読み終わり、全てを知った時、篠原の選ぶ選択とは。 ※第四回書き出し祭りで総合一位をいただいた作品を連載版にしたものです。愛憎・狂気・虚構の入り交じる物語をお楽しみいただければ幸いです。
更新:2018/12/27
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神社の裏にひっそりと生えている桜の木。その幹を鉈で傷つけると、こことは違う世界に行くことができる。帰ってくるときは同様に、向こうの世界で桜の木を鉈で傷つければいい。 あの日、小学生だった僕は、偶然にも桜の木を傷つけてしまい、異世界へと渡った。 そこでの出会いは、経験は、あまりにも色鮮やかで。僕の人生を大きく彩り、変えていった。 何度も桜を傷つけて、何度も異世界との行き来をしていた僕は、次第に大人になっていく。 けれど、僕は知る。 この不思議な経験が、いつまでも続くわけではないという事を。 「これで、最後だから」 桜色の花吹雪に包まれて、僕は鉈を振り下ろした。 ※カクヨムの日帰りファンタジーコンテスト、参加作品です。
更新:2017/9/30
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「私を殺したのはだぁれ?」という映画が流行っていた。 マザーグースの詩の一つ「My mother has killed me」になぞらえて連続殺人事件が起こるという単純で、非現実的な内容。 しかし九条(くじょう)翔桜(しおん)の住む町で、この映画と同じ様な殺人事件が起こる。 同じ高校に通う一つ上の先輩、霧沢涼子が、この事件の犯人を翔桜の同級生、春日井(かすがい)美羽(みう)であると公言する。 翔桜は少なからず好意を抱いている美羽の無罪を証明するため、奔走することになるが……。
更新:2014/8/3
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秋が嫌いだった。別れを想起させる、秋の全てが嫌いだった。紅燃ゆる公園のベンチで、僕は一人、物思いにふけっていた。
更新:2018/9/1
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