戦時下で言論統制を行うための法律を改定して作られた《奏音禁止法》。この法によりありとあらゆる音楽活動が禁じられ、音楽に関連する物品の所持も認められなくなったことで、世界からは音が消えた。 ――法の施行から二十年。ほぼ一切音楽に触れることなく育った世代である鏑木好晴は、不況の波に呑まれて今まさにニートになるか否かの瀬戸際まで追いつめられていた。しかし音楽解放を謳うテロリストの集い〝楽団〟の団長と運命的な出会いを果たしたことにより、鏑木の立場は「ニート予備軍」から「犯罪者予備軍」へと大きく変わり、非合法組織の中で己の立ち位置を定めていく。……この戦いは、音の歴史を紡ぐためにある。
更新:2011/12/11
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
吸血鬼はびこる蒸気の都。魔を狩る騎士団へ赴任してきたシスター・ロコは、街中で襲い来た吸血鬼を撃退する男と出逢う。 彼の名はジョン。ジョン・スミス。両腕を蒸気機関の義手に換え、その手を杭と成し魔を滅する凄腕で――「お前は俺に、命を救われたのだ。それなりの謝礼で以て応じて然るべきだろう」――人助けで金を要求する男である。 吸血鬼狩りスチームパンクアクション、開幕。
更新:2019/7/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
個性あふれる従業員たちの、重なり合う事情や思惑。和洋の魔術が入り乱れ、剣戟と拳が鎬を削る戦い。そんなさまざまな問題に立ち向かう主人は、そのたびに頭と体を酷使し、なおも前に進んでいく……だが一番の問題は、客の少なさである。 ――それは不思議な宿屋主人の、日々徒然なる気苦労日記。
更新:2009/1/4
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
【業務内容】護衛、あるいは殺人。【週休】不定期、あるいは無し。【月額報酬】平均十三円。 ――明治中期、国内最悪の治安を誇る島に住まう主人公・井澄は、異能の術師や傍流の剣士がはばを利かせる中で争いを仕事場に生きている。そして暇さえあれば職場の上司たる少女・八千草に求愛し、すげなく流され、けれどめげずに生きている。……偽史の明治を舞台とした、色恋と刃傷と狂気の沙汰。
更新:2014/5/23
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
梅雨。雨が多い季節。気が滅入る。気がふれる。――そして通り魔殺人。
更新:2008/6/29
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
最強の殺人鬼を、決めよう。 魔都ロンドン。集うは異能を修めし不死人・ミディアンズ。 ひたすらに切り結ぶ彼ら。その只中に独りたたずむは――常人。 「魂を賭けろと、言っているのだ」
更新:2016/8/7
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。