魔王を倒した勇者様に随行する騎士だった俺は、崩壊する魔王城から逃げる途中で大穴に落ちてしまった。 そこで俺は、魔王が真に護ろうとしていたもの…魔王の娘と出会ってしまった。 妻と息子を魔族に殺された俺は、目の前の赤ん坊を殺そうとするが…。 2/5 どうもまともに魔法や剣で戦闘しなさそうな気配なので、カテゴリをヒューマンドラマに変更させて頂きました。
更新:2021/2/9
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とある偶然から生み出された技術があった。 それは人類史を覆し、安寧と調和を支えつつも、新たな均衡と騒乱を生み出し、新たな社会を作り上げる存在を生みだす。 これはその均衡と騒乱の相反する狭間で、人の本質、概念に翻弄されつつ、世の頂点と称される“大罪”と“美徳”。そう呼ばれる14人と、それを支える者達の均衡を描いた物語。 秋雨初のオリジナル作品であり、“バカとテストと召喚獣 試験召喚のすすめ”のキャラを使用しています。 立場や設定、間柄などはそちらとまったく異なっておりますので、そのあたりをご了承ください。
更新:2015/10/5
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時が経つほどに、周囲の環境は様々な変化を迎えるものだ。高等部に上がった僕には新たな友人が出来たし、入学前には使えなかった魔法もいくつか使えるようになった。件のマリアンヌ公爵令嬢の勇名と、例のテンセイシャの求愛行動が猛威を奮っているらしいが、僕の周りは一見平和そのものだ。 だけど、変わらない部分もある。僕の場合、それは姉であるパメラ・クレマンティの舌禍だった。
更新:2021/7/14
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白馬に乗った王子様が迎えにやってくるなんて、使い古された物語だ。それでも子供の頃の私はそれを心から信じていた。 しかし15歳になるまでそんな夢を盲信し続けることは難しい。実際私も、周囲の容姿端麗なクラスメートに囲まれてても「誰が私の王子様かな」だなんて思う事はなくなっていた。 その代わり。 「はあ……今日もロイド様はかっこいいわね……あ、アルス様が挨拶されているわ!双子の第一王子と第二王子の邂逅……!?な、なんて神々しい光景なの……!?や、焼き付けなきゃ!脳と目にこの瞬間を!全身全霊を込めてぇぇ!」 私は自分の推しを、心の中と外で愛でるようになっていた。そう、王子様は待つものではない。しかし追って捕まるものでもない。 つまりは誰かさんの王子様を思う存分鑑賞し、愛でるのが最適解なのだ。
更新:2021/4/20
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「…アンリ。俺、絶対立派になって、お金持ちになって帰ってくるよ。…待っててくれ。」 この何も無い村で一緒に育ってきた幼馴染は、そう言って私を強く抱き締めてから…馬車へと乗り込んだ。行かないでと言いたかったけど、泣きすぎて喉が引きつり声が出なかった。 「私も…待っ…てる…から…!」 それでも絞り出すように言えば、彼は小さく笑って手を振り返してくれた。 走り出す馬車が村の出口を通り過ぎていく。森の木々に隠れて彼の空色の髪も見えなくなった。それでも私は手を振り続けた。彼が帰ってきますように、祈りを込めて。 祈りが彼に届くはずなんて、なかったのに。
更新:2021/1/11
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「…ジュリア。」 「ええ、わかってますわ。…考えてみれば当然だったのかもしれませんわね。」 元冒険者にして元隣国の王子だった夫は、口数こそ少ないが私をよく補佐してくれる。だが、そんな彼でもこの事態は読めなかったのだろう。いつもの無表情が固くなっている。 「勇者が二人いるなら、魔王だって二人いてもおかしくありませんでしたのに。」 失態を悔いるには、時間が足りない。 これは恋を失った護衛騎士と、その親友が綴る最後の物語。
更新:2021/1/14
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卒業パーティーで突如婚約破棄と国外追放を告げられた私は、私室でメイドのミュリエルと共に荷物をまとめていた。破棄の理由はあまりにも下らなさすぎるので詳しく説明する気も起きないけど、要するに私が悪玉で、殿下とふわふわ頭ちゃんが善玉という筋書きらしい。 だけど悪玉と善玉で世の中を単純に区別できるなら、誰も苦労しないわよ。
更新:2021/8/12
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「健太くんは、どんなお願い事するの?」 「ゆうちゃんが先に言ってよ」 「えー、恥ずかしい!」 ゆうちゃんはモジモジしながら、健太くんの手をギュッと握ります。 「えっと……健太くんのお嫁さんになれますよーにって!えへへ」 健太くんはとても悲しい気持ちになりました。 「……そんなの願わなくていいよ」
更新:2021/12/3
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廃棄処分が決まり、自己廃棄申請を行うために廃棄工場へ向かったJ-71だったが、なんと指定の廃棄工場が倫理規定違反によって閉鎖されていた。既に廃棄寸前だった彼は歩くこともままならず、途方に暮れる。そんな時、一人の活発な少女と出会った。 「ありがとうございます。お名前を教えてもらえますか?」 「メラニー!おじいちゃんのおなまえは?」 「私はJ-71と言います。よろしくお願いします、メラニー」 「ジェ……?じゃあ、ジェイさんで良いよね。よろしくね、ジェイさん!」 これは一人と一台の出会いと別れの物語。 ■7/24,25,26,27ヒューマンドラマカテゴリ日間一位でした。ありがとうございます。
更新:2021/7/23
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