かつて滄海の楽園と讃えられた常夏の島<蜃邑>は、現在では伝統様式の建物が軒を並べる旧市街と、高層ビルの聳え立つ新市街の双方を擁する観光都市となっている。 黄家に伝わる希書の研究のためにこの街を訪れたエンは、金花と銀花という二人の少女に引き合わせられた。 『龍とは、人の夢から出でて、其処に還るもの。』 ―――古の契約、奇妙な百科事典、そして双子の秘密。 祝祭直前の島を舞台としたファンタジー(全7話+1)。
更新:2010/9/26
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廻る季節と、日常不可思議。桜と通勤バス、夏祭りの杜、秋の縁側――すこし奇妙なできごとはすぐそばに、そして日常に。たとえば、化け狐が絵本を持って家に乗りこんできたり、時系列がねじれている家の住人達は本の感想を述べあったり。日本の四季と読書を愛する人におくる和風ファンタジー連作短編。
更新:2010/9/8
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中学2年生の男の子、安藤春樹は人生に悲観していた。理由も無く、いじめられてしまう人生に絶望した彼は、ついに親友の制止も振り切って自ら命を絶ってしまう。 ところが、再び目を覚ますと彼の身体は女性のものになっていて……。 これは、一人の少年が少女に生まれ変わり――いろいろな人たちと交流しながら少しずつ成長していく。そんなお話。
更新:2020/11/4
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瀬田の身長は190センチを少し超えた程度で、柳谷は150センチにわずかに足りない。サークル(柔道)もゼミも同じ二人はいい友人で、だから瀬田は告白するつもりはなかった…のだが。身長差40センチ以上の凸凹コンビの友人以上恋人未満の日常をつづった短編連作。
更新:2010/10/22
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私は、数ヶ月に一度、必ず駅で待ち合わせる。わたしは、同居人に夜の散歩に連れ出される。俺は、大雪のせいで初対面の相手と飲む羽目になる。僕は、僕の彼女と一緒に、姉の結婚式に参列する。東京郊外の小都市を舞台にした、少しずつ重なる四人の話。 (暴力・卑語など読まれる方によっては不快感を覚える要素が含まれています。苦手な方はご注意ください。)
更新:2012/4/22
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三人の歌姫はうたう。彼女の祈り、彼女の郷愁、そして彼女の恋について。中世を舞台にした掌編オムニバス。
更新:2012/12/28
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『僕が旅先で一番感動したものの、お裾分けです。』 エアメールを受け取る女性の話。覆面作家企画3夏<空>参加作品。
更新:2012/3/25
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大平原をへだてたオリエントへと留学するルームメイトは、作家志望のイレクに誕生日プレゼントとともにひとつの問いを残していった。 「どうして猫の名前はコペルニクスなのか」 黒猫と汽笛と地球儀についての異世界FT短編。
更新:2011/7/19
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遊女と化け物、花と血の赤。掌編。 『小鳥は戯れているのではない、花を喰べている』
更新:2011/5/10
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