ふわふわと宙を舞い、陽気で愉快な小さく愛らしい人々。 それが人々の持つ「妖精」に対するイメージである。 しかし、本当にそうだろうか。 妖精は時には人々を惑わし、騙し、殺害する、不気味で恐ろしいものとして語られることもある。 つまり、妖精は多くの複雑な側面をもつ神秘的な存在なのだ。 そしてこれは、その人々に仇なす存在としての妖精たちと、”シーリーコート”と呼ばれる謎の青年にまつわる物語である。 ※ 本作は”シーリーコート”を主人公とする連作長編となっており、各話ごとに独立した物語となっています。そこで、投稿の順番通りではなく、お好きな話からご覧くださっても楽しめます。
更新:2014/11/12
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
大学生の鼓朗(つつみ・あきら)は、抜刀室賀流という居合い剣術の達人であったが、筋肉が硬直して死に至るという不治の病に冒され、山梨県の田舎町に療養に来ていた。 そこで世話になっている屋敷の兄妹の家庭教師となり、朗は最期の日を迎えるまでを懸命に生きようとしていた。 一方、町にはかつて三十年に一度『山ノ神』を名乗る怪物が生け贄を攫っていた風習があり、今年がその年にあたっていた……
更新:2013/6/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
江戸城の権力者である土井大炊頭利勝は、七人の根来忍びに命じて、宇都宮城の城主である政敵・本多正純の失脚を企んでいた。それに対して、のちに鍵屋の辻での敵討ちで名を馳せる若き剣士・荒木又右衛門は、正純の実子・正勝らとともにその陰謀に敢然と立ち向かう。はたして、伊賀の忍びにしてのちの大剣士と奇怪な忍術射撃の激闘の行方はいかに? (転生・タイムスリップ等はありません)」
更新:2015/12/20
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
本作は『かくて聖獣は乙女と謳う』とタイトルを変更し、オーバーラップ文庫から書籍として発売されました。 ◇◆◇ 西方より大陸を蝕む自然現象〈雷霧〉。内部に魔力を秘めた雷を稲光らせ、異形の魔物が跋扈する黒い霧は、次々と大陸の国家を飲み込み、人々を追いやっていく。〈雷霧〉を止めるただ一つの手段は中心にある〈核〉を破壊することのみだったが、それを成し遂げることができるのは、魔力を弾き返す聖獣ユニコーンとその乗り手に選ばれた少女たちだけであった。だが、功績と引き換えに彼女たちのほとんどは生きて帰ることができない。しかし、彼女たちの指揮をとる将軍オオタネア・ザンが切り札となる一人の青年を投入することで状況は一変する。そして、そこから青年と少女たちによる護国の戦いが幕を開くのであった。
更新:2016/1/11
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
その街では、最近頻繁に子供を誘拐し、置き去りにするという事件が起こっていた。しかも、子供たちが置き去りにされるのは十階建てのビルの屋上や煙突の上などの、高くて誰も容易には近づけないような場所ばかりであった。犯人は何のためにそんなことをするのか。その目的は何なのか? ……そして、その魔の手は普通のサラリーマンである溝口が溺愛する一人娘にまで及ぼうとしていた。―――子供たちをつけ狙う「天狗」の正体とはいったい?
更新:2014/8/5
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。