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作:戯言さん

聖女様は、お腐りになられました~聖女が作った聖水には媚薬の効果があったので、試しに推しCPに使わせてみた~

「マリア様、一つだけ頼みがあります。」 「この世界にBL本を持ってきてください。」 聖女の能力を宿しているらしい私は、異世界に召喚された。 しかし、この世界には、私以外にもう一人聖女がいる。 『マリア様』。 彼女はこの世界の聖女なのだか、何故か聖女としての能力が彼女に宿ることは無かった。 ある日、聖水を作ろうとすると、机の上に見たことの無い色の聖水が置いてあった。 どうやらそれは、マリア様が作った聖水らしい。 しかし、私が作ったものとは色が全然違う。 話を聞いてみると、マリア様の作った聖水には、どうやら異なる効果が付与されていて……。 興奮状態付与、体温上昇、機能上昇……。 え、これってもしかして、媚薬? この世界を守る騎士たちに、癒しと愛をお届けするため、聖女たちは今日も奮闘する。 ▶ムーンライトノベルズにてR18のスピンオフも載せてます。 https://novel18.syosetu.com/n4380ho/ ▶この作品は「カクヨム」にも掲載しています。

更新:2022/12/18

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作:ギル・A・ヤマト

モブ冒険者だった僕だが、最後の意地くらい通してやった

 僕は最初、自分のことを主人公だと思っていたし、勇者になれるとも思っていたんだ。  まあそんな妄想はすぐに壊されることになるが。  幼い頃から一緒だったマーニャ、彼女が勇者だったからだ。  「勿論、ピンチになったらいつでも何処へでも駆けつけるぜ! それが勇者だからな!」  マーニャとそんな約束もしたが、彼女が勇者なのでそれも意味が無くなった。  結局勇者の力を持つ彼女と、ただの村人Aにしかなれない僕では大きな差があった。  当然絵本の様な凄い冒険も出来るわけもない。  魔物にビビって何も出来なかった僕では彼女の隣に立つ事だって出来ない。  そんな失意に溺れた僕はマーニャと別れてから数年。どこにでもいる冒険者Aとして過ごす。  冒険で稼いだお金も実家の助けになっている。  賢者や聖女は居ないが、僕には勿体無いくらいの仲間もできた。  そんな普通の冒険者生活を満喫していた僕だったが、ある日人類を震撼させる出来事が起きてしまった。  『勇者マーニャが魔王の手に堕ちた』  どうやらマーニャが魔王に洗脳されて、敵になってしまったらしい。  『勿論、ピンチになったらいつでも何処へでも駆けつけるぜ! それが勇者だからな!』  思い出すのは昔、普通の女の子だったマーニャと約束した事。  「僕だって僕なりの意地はある。最後の意地くらい通してみるか!」  その約束を守り通す為に僕は彼女を取り戻す冒険へと旅立った──。

更新:2022/10/12

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