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作:桜ノ宮天音

宝石の精霊術師 ~役立たずと追放された精霊術師は封印されていた闇精霊を蘇らせ最強に至る。契約したツンデレ美少女は今まで持て余していた才能を最大限引き出してくれる最高の相棒になってくれました~

精霊術師なのに契約精霊を持たないという致命的な欠陥を持つジルは、その欠陥故に肝心な時に使えない役立たずとパーティを追放されてしまう。 行く先々で野良の微精霊と仮契約を結び力を借りて何とか頑張ってきたが、精霊がいなければジルは力を持たない普通の人間と何ら変わりない。戦闘中に仮契約を失ったり、精霊のいない場所では無力だったりと迷惑をかけた結果見放されてしまったという訳だ。 だが、そんなジルの元に待ち望んだ運命の出会いが訪れた。 大昔に作られた属性の力が込められた宝石コアストーン。そのコアストーンを元にして人工的に生み出された宝石の名を冠する精霊達。 そのうちの一人、闇属性を司るルカ・アメジストの封印を解いたジルは、彼女に認められて精霊契約を結ぶことになる。 所持するコアストーンの属性をその身に宿すルカと、幅広い属性を高い水準で扱うことのできるジルの相性は抜群で二人の関係はどんどん縮まっていく。 しかし、ジルが得たのは契約したルカの力だけでなく、コアストーンに秘められた真の力を制御する腕輪。ルカとの契約の際に手にした腕輪はジルに更なる力をもたらした。 そんな念願の力を手に入れたジルだったが、闇精霊ルカと契約を結んだことで彼女達精霊と深く関わっていく事になり、人工精霊達の核である宝石――――コアストーンを巡る精霊達の争いに身を投じることになる。 「ルカ! 力を貸してくれ!」 「フン、せいぜい使いこなしなさい」 最強の相棒を手に入れた精霊術師と、最高の契約者を得たツンデレ闇精霊――――二人の宝石を巡る冒険はここから始まった。

更新:2022/9/5

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作:ひいらぎ まごころ

どうしようもない天邪鬼君は女性恐怖症。

『人類の半分がクソだ。』  高校一年生天草(あまくさ)匠(たくみ)は、クラスメイトから距離を置かれていた。クラスで決めた学級目標やルールと違った独自の考えで動いたり、多数派を嫌ったり、あえて空気を読まない、褒められても受け入れない、プライドが高い。 このことから天草匠は、「天邪鬼」というあだ名がつき、バカにされたり、距離を置かれたり、いじめられたりしているが、誰にも助けを求めない。いや、助けを求めれる人がいない。  彼は中学二年生の頃、学年全員の女子とクラスの男子からいじめを受けていた。  同時に、義妹の悪戯にハメられ、家族からはクズ扱い。  そんな彼の精神状態はどんどん蝕まれていった。  それ以来、彼は女性恐怖症になり、三年に進級まで不登校になっていた。  誰も信じられない。人を傷つけることしかできない彼は、ゲームで心の穴を埋めていた。  不登校を続け、数少ない信頼できる人ができ、県で一位の高校に入学した。だが、高校でもいじめは絶えなかった。  ○  ある日、昼休みに屋上で女子にバカにされながら弁当を食べていた。  いつものことだと無視をし、帰ろうとしたときだった。  放課後、先生に呼ばれ職員室に向かった。  何かと思ったら、明日来る転入生の学校案内を頼まれた。断ったが、クラス委員は委員会があるからできず、他の奴らはみんな口を揃えて、「天草君がいいと思います」と言い、強制的に天草がやることになった。  翌日、天草匠は絶望した。まさかの転入生が、女子だった。しかも、美少女だった。小悪魔転入生に、同じバイト先のメガネっ娘。ゲーマーアホっ娘に、内気なヤクザの娘!!  女性恐怖症で天邪鬼少年の日常はどうなるのか……!?

更新:2023/7/31

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