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作者:けものさん

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作:けものさん

【連載再開】魔法使いの担当医

 ネット公募落ちの為、連載再開。  魔物が跋扈し、魔法が飛び交い、剣が振るわれる世界『マキュリア』  常に危険と隣合わせの世界でも死が遠く見えるのは『回復魔法』及び『魔法医』の存在があるからだ。  人と魔物は、死を軽んじながら、そうして死ななければ治る事を当たり前としながら、緩やかに戦い合っていた。  先代魔王が先代の勇者パーティーに破れ、今代の魔王イヴカが生まれ、数える事イヴカ歴23年目の事。  魔王もまた人と同様に成長し、力をつけはじめ魔物が活発化しはじめた頃、とうとう今代の勇者が選ばれ魔王討伐に旅立ったという噂が全国へ広がる。 ――とはいえ、一般の魔法医はそんな事知った事では無かった。  大人になって尚「お菓子屋になりたかった」と嘆く新人魔法女医『トリス・ケウス』は両親の英才教育に抗えないまま望まぬ魔法医になり、新人魔法医として両親が経営する巨大な魔法病院に勤めていた。  趣味の錬金術で日頃の鬱憤を晴らしながら、ようやく仕事にも慣れてきたかという頃、彼女は医院長である父に呼び出されとある患者の担当医になって欲しいと頼まれる。  通されたのは巨大な魔法医院の中でも奥の奥、魔法に関する疾患を抱えている人を”収容している”といっても過言では無い、牢獄のような暗い鉄格子付きの部屋。  そこで見たのは数日前に勇者への不義を理由に勇者パーティを追放されたと聞いた魔法使い『ギスト・ケイオン』の姿だった。  魔法を一切遮断する鉄格子の向こう巻き起こる爆発の中の向こうで、大魔法使いは笑っていた。 「貧乏くじを引かされっちまった」  そんな事を口走るギスト。 ――貧乏くじ。  気づけばトリスもまた、隔離病棟の担当医として、診療室とは名ばかりの自室を与えられ、隔離病棟の中から出られない状態にされていた。    鉄格子越しに、大魔法使いと新人魔法医は、溜め息をつく。  その出会いが、勇者も魔王も魔法をも超越した、運命の出会いだったなんて事も、知らずに。

更新:2024/4/30

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作:けものさん

悪役令嬢になったからには、貴方のフラグを全部圧し折る

 碇二朱《イカリニア》は人間が嫌いだった。  笑っているだけで何となく進む日常も嫌いで、媚びを売れば何とかなってしまっていた歪な職場も嫌いで、喧嘩が絶えない家族も嫌いだった。  そんな彼女の唯一の趣味が、乙女ゲームの悪役令嬢が主人公を苛める所を見る事。 悪役令嬢が主人公をいびる部分だけゆっくりと堪能し、主人公が恋をしそうになったら未読スキップボタンを押し、選択肢はなるべく主人公が誰ともくっつかないように操作し、万が一悪役令嬢が痛い目を見るようになったらプレイをやめるなんていうプレイで、日常の憂さを払っていた。  とある日曜日、朝から酒を飲みそんな事をしていた彼女は、母と父の喧嘩の声が聞こえプレイ中のゲームを止め、仲裁に入る。  唯一大好きだった母に教えられた紅茶、そのティーカップが父によって割られていく居間で、彼女は凶刃に走ろうとする母を止めに入ろうと、鋭利な破片を拾い自分の首元に当てブラフで二人の冷静さを取り戻させようとするが、酒に酔っていたのもあり転んだ拍子に結果として自害してしまう。  目が覚めると、そこはプレイを止めたままだった乙女ゲームの世界。 悪役令嬢の記憶を持ったまま、先の展開も知らぬまま、彼女は『レイジニア』として紅茶のカップをゲームの主人公『ウェヌ』の前で持っている状態だった。  勢いのまま主人公を部屋から追い出すが、すぐにいつも自分のしていた事を思い出す。 ――彼女にとってのバッドエンドは何だろうか。  全部のフラグを折ったなら、彼女は不幸になる。  その勘を信じ、彼女はウェヌと恋仲になる可能性のある男性のフラグを折ることを画策する。 『もし魔物に襲われる所を救われるならば、私が代わりに魔物を倒せばいい』 『もし執事に慕われるならば、執事の失態を見せつけてやればいい』  そんな事をした結果、レイジニア自身がウェヌに好かれてしまうであろう事も知らず、レイジニアは彼女のバッドエンドに向けて、逆方向に走り始めるのだった。

更新:2024/4/21

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作:けものさん

ボクらの”空”を見る為に、ボクらが”空”にすべき事

『隔離施設で目覚めた”ヤツラ”は、引きこもってちゃいられない』スピンオフ作品。  空を見ている。  本物の空も太陽も、天井に張り巡らされた厚い電光板が映し出す偽りの空の向こうにあるはずなのに、この地下深くに掘られた街でそれを見る事は許されない。 平和に生きる為押し込まれた小さな街で、人々はもつれ合いながらも生き続ける。    此処では誰もが自由を勘違いしている。 世界も人も、まだ自分達自身の力で生きていると勘違いしている。 それこそが幸せだと、偽りの中で笑っている。    そう思い込みながら生きていたかった。  そう思い込みながら死にたかった。 ――空を見ていると、思い込んでいる。  これは、一人の青年が本物の空を見に行く為の物語。 ※注意※  本作は『隔離施設で目覚めた”ヤツら”は、引きこもってちゃいられない』の完結後の世界での”可能性の一つ”を書いた作品になります。 本作のみを読んでくださる方でも楽しめるように書いたつもりですが『隔離施設で~』を読んだ後ですとより楽しめると思いますので、気になった方はそちらも是非ご覧ください。 あくまで作者が思い描いた”可能性の一つ”として書いた作品ですので『隔離施設で~』のお話に満足してくださっている方で、本作が肌に合わないと感じた方は違う未来を想像してくださると嬉しく思います。

更新:2019/7/16

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