最期の夢から目覚めた先は、見知らぬ世界と記憶喪失。そこで僕が出会ったのは歴史と物語の悪魔イストリア。彼女の領地に迷い込んだ僕は話し相手として彼女に歓迎される。他人の人生をなぞれば何かを思い出す?(僕には)親切な彼女は僕の記憶を取り戻すため力を貸してくれると本を差し出して……彼女の記した本一冊一冊が一つの世界。彼女が契約を交わした相手の人生を綴った本。それは喜劇だったり悲劇だったりすべてが契約者の死までを描いた残酷物語。止まった時の中幽閉された彼女は他人の不幸で退屈を紛らわす残虐な悪魔。それでも僕のために一生懸命泣いたり笑ったりしてくれる姿に僕にはそれだけには思えなくなってきて…… 悪魔の脚本、狂人編。短編小説まとめ小説。勿論すべてがバッドエンド。
更新:2009/12/26
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僕は殺され続ける。死は終わりじゃない。何度も何度も僕は姉さんに殺され続ける。僕が彼女を愛するまで、たぶん何かの奇跡でそうなったとしても、僕はずっとこのまま止まり続ける。ここは永遠。街は何も変わらない。新しいニュースをテレビが運んでくれるのに、ここには僕らしかいない。四季は移ろうのに僕の背は変わらない。悪魔が言う。ここは未完の物語。生まれ変わりもない。自分が自分のまま……何度も何度も繰り返す、輪廻の止まった世界だと。
更新:2009/12/26
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女王と同じ顔のせいで、故郷を滅ぼされた少女ティルト。女王に復讐するため奴隷として王宮に入り込む。女王を殺そうとしたことで何故か彼女に気に入られ、ティルトは死のゲームへと招かれる。片や復讐、片や唯の暇つぶしではじめた賭け。掛け金は互いの首。首刈り女王と復讐鬼。憎しみの中から生まれる絆はあるのだろうか。真相解明タロック編第一章。 本編とSUIT編完結まで矛盾が生じそうなので、現在更新停止中。
更新:2009/7/10
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