僕は特別潔癖でもないが、いじめだとか、いじって遊ぶだとか、そういうことで楽しむ輩は昔から大嫌いだった。だから昔から仲がいいと思っていた幼馴染が内心では僕の事を見下していて、嘘告のいじり相手としか見ていなかったことがショックだった。 ネトゲ友達にその事を愚痴っていた僕。その時、友達のアキラがした提案が、僕の学生生活を変えた。 『誰かに彼女役をやってもらって、逆に振ってやるとかどうッスか?』
更新:2021/4/2
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私はこの薄暗い部屋が嫌いだ。だが何としてでも聖女にならなくてはならなかった。何故ならば。 「……殿下の正妃になる夢、まだ諦めていないのね」 そう、エッケハルト第一王子の正妃になるため。聖女であることが絶対条件である以上、お姉さまから継承して頂くより他に無いのだ。……ただし殿下をお姉様から奪いたい理由は、実はもう一つある。それはまだお姉さまに知られる訳にはいかないが。 ■5/21、22 デイリー総合一位頂きました。ありがとうございます。
更新:2021/5/19
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今日も今日とて祈りの時間。国防を聖女の奇跡に頼り切ってるこの国は、私達聖女を酷使していた。ていうか酷使しすぎ!お腹すいた!もっと食わせろ! だから私は、神様に処遇改善をお願いしたんだ。だって私、どうしても一緒に行きたいところがあったんだもの。 9/16 ヒューマンドラマで月間3位になりました。
更新:2021/8/25
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バカ兄貴の異世界転移に巻き込まれた妹は、果たして無事に街へと辿り着けるのか。 「異世界帰りのバカ兄貴」の続編単発作品。
更新:2021/2/11
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幼い時に、泣き虫だった僕は初恋の女の子と約束した。それは彼女よりも強くなって、誰から虐められても泣かないこと。 そうして僕が取った手段とは、泣き虫な自分の上に感情の仮面を被せることだった。自分を騙して涙を忘れることだった。 そして冒険者として順調に過ごていた僕は、ついに幼馴染と再会した。 旧タイトル:薬屋フィルと感情の仮面
更新:2021/2/14
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「ねえ!セーブする?」 「…へ?」 学校の渡り廊下、その中央あたりで、俺はそいつと出会った。 緑色のひらひらしたワンピースに、見たことの無い花の髪飾りをしたその姿。 子供ながらにその顔立ちは十分に整っていて、ひときわ大きな青色の瞳と、新緑の髪が印象的だった。 ただ、2点だけ明らかに俺たちとは違う部分があった。 1つ目。それは背中に羽が生えてて、それが小刻みに揺れて浮いていること。 そして2つ目は、それが手のひらサイズだということだ。
更新:2021/1/18
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異世界から帰ってきた俺だが、どうやら異世界ぐらしが長すぎた俺は異端者にあたるらしいな…。
更新:2021/1/29
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「で、呼び出したからにはそれなりに重要なことなんでしょうね?ふざけた要件だったら不敬罪で断頭台に送りますわよ?」 このどうにも悪役令嬢のような態度のガキは、ジュリエット・フォン・エル・デュヴァリエ第二王女。長いから非公式の場ではジュリアと呼ばされてる。なんと花も恥じらう12歳…と自称しているが、恥じらうとしたらこいつの口の悪さか、ゴリラみたいな強さに対してだろう。まだ体の出来上がってない小娘が、騎士団が使うショートソードを振り回せるだけで十分に異常なゴリラだ。 これは頑固で泣き虫なクソガキゴリラに苛立つあまり、俺を何様だと思ってやがるのかと叫んでしまった、とあるちゃちな勇者の話だ。
更新:2021/1/13
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聞きたいことは山程ある。だけど、一方的に聞くだけじゃ聴取にしかならない。彼が知りたいことに私も答えないといけないと思った。私達には圧倒的に対話が足りなかった。 だからこそ、このルールを提案した。ほぼ初対面の私達が、いきなり踏み込んだ話をすることは難しいだろう。だが一問ずつ答えて聞けば、彼の核心に近づけるかもしれない。彼にも、私の核心に触れてもらえるかもしれない。 乗ってくれるかは賭けだったが、まずはよかった。 さあここからが問題だ。何から聞こう? 私はとりあえず、軽いところから聞いてみることにした。 「勇者様は、娼婦を利用されたことがありますか?」
更新:2021/1/16
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とある辺境伯に仕えるメイドは、触れた相手の魔力を生命力ごと吸い取ってしまう体質に悩まされていた。一方の辺境伯もまた有り余る魔力を制御できず日々消耗していた。伯爵の魔力調整に協力することを条件に雇用契約を交わしたメイド。しかしその特殊な体質と生い立ちは、彼女の人生を平坦なものにしてくれなかった。 「やっぱり魔女?」 「いや、魔女ではないな。……あれは本質的にはもっと邪悪な存在だ。恐らくは魔王か……魔人に類する存在。人類の敵。」 3/16 20時完結に伴い、タイトルを変更いたしました。これが本来書きたかったタイトルとなります。 旧題「魔力喰らいの元**令嬢は余生をメイドとして暮らしたい」
更新:2021/3/16
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