「寝室を分けませんか?」 結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。 周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。 けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。 他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……) そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。 ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。 そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
更新:2022/12/25
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王都の隣町で宝石商の娘として暮らしていたライラ。実はライラは、若くして亡くなったこの国の王太子、クラウスの実の娘だった。 クラウスが亡くなったことをキッカケに、次期王位後継者として強引に城へ引き取られることになったライラ。平民出身の彼女にとって王宮暮らしは窮屈だし、礼儀作法を身に着けるのも後継者教育も苦労の連続。おまけにクラウスの妃であるゼルリダは、継子であるライラに冷たく当たる。 そんな中、ライラは次期王配に相応しい人物を婿に選ぶよう、祖父である国王から厳命を受ける。けれど、王配候補の貴族たちも一筋縄ではいかない癖のある人物ばかり。 果たしてライラは、素敵なお婿さんをゲットできるのか? ※このお話は、アルファポリス様にも掲載しております。 ※不定期、のんびり更新を予定しています。
更新:2022/10/10
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第二王子であるジェイデンはある日、兄ローガンが婚約を解消したこと、彼の元婚約者である聖女エルビナと婚約するよう告げられる。 可憐で美しく、慈愛の精神に満ちたエルビナ。聖女の鏡のような彼女と接するうちに、ジェイデンは強く惹かれていくように。 (兄上はどうして彼女を大事にしなかったんだろう?) エルビナは誰よりも王太子妃に相応しく、ジェイデンには婚約解消の理由が理解できない。 しかし、婚約してから初めて迎えた夜会の日、王太子ローガンが「その女は聖女の皮を被った悪魔だ!」と叫び始め――――?
更新:2022/10/2
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フリュヴェラ王国の王位継承者は、王女シュリズィエただ一人。彼女には、将来の王配に相応しい、レグラスという婚約者がいた。レグラスは冷静沈着で文武両道、優秀な侯爵令息だが、少しばかり感情表現に乏しく、そんな彼を貴族たちは『氷のようだ』と噂していた。 ある日のこと、シュリズィエは父親と母親が新たな命を授かったことを知る。 喜ぶシュリズィエだったが、聖女であり従姉妹のジェニュインから『生まれてくる子が男の子』なら、シュリズィエが女王になる道が無くなること、ひいてはレグラスが王配になれなくなる事実を突きつけられる。 『王配になれるならともかく、王女を嫁にするなんて重荷なだけ』だと言うジェニュイン。 レグラスの幸せを想い、婚約破棄を目論むシュリズィエだったが――――? ※この作品はアルファポリスにも掲載します。
更新:2021/9/26
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魔術科に通うザラ・ポートマンは、悪女として断罪された前世を持つ女子高生。今世では平凡に生き、平凡に死ぬことを目標に掲げていたザラだったが、教師に言われて渋々入った生徒会の会長は、完璧と名高いこの国の第2王子、エルヴィス殿下だった。 平凡とは対極の存在であるエルヴィスと接することを厭うザラ。けれど、完璧と謳われたエルヴィスは、実は裏表の激しい俺様気質の王子様だった。 幸せになりたくて自分を偽るザラと、皆の幸せのために自分を偽るエルヴィス。少しずつ近づいていく二人の距離だったが、ザラにも譲れないものがある。 「今世では絶対に平凡な人生を送ります!」 ★短編より少し長い程度の短めな連載です
更新:2021/6/20
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「キトリ・モリーナ!俺は貴様との婚約を破棄する!」 卒業パーティーの恒例行事になりつつあった婚約破棄。今年もそんな馬鹿な真似をする人間がいたことに『俺』はため息を吐いた。 婚約破棄を言い渡したのはアロンソという、俺からすれば印象のない男。彼は極端に口数の少ないことで有名な公爵令嬢ネリーンと真実の愛を見つけたのだという。 しかし、普段饒舌なキトリだというのに、アロンソに対して何も言い返そうとしない。このくだらない茶番劇が長引きそうだと思ったその時、ネリーンが口を開いた。 「あの――――わたくしからもいくつか、よろしいでしょうか?」 ※この作品はアルファポリスにも掲載します。
更新:2021/3/6
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