不幸も君とだけ。 絶望も君となら。 死すらも、君と共有出来たら。 それはきっと、世界で一番美しいものになるだろう。 だから僕達は今日も屋上で、誰にも見つからないようにキスをする。 ────今、初恋に堕ちていく。
更新:2020/12/18
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隣の席の文学少女はいつも、人生は死ぬまでの暇つぶしだと言いながら本を読んでいる。 「漱石さんはさ、ロマンチストすぎなんだよ」 「……はぁ」 「月が綺麗ですね、とか言っちゃってさ。それに気づかなかったら意味ないじゃん、好意って。故意に示すから恋になるんだし」 夏目漱石の『月が綺麗ですね』を、彼女は認めない。
更新:2020/12/27
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