作:黒猫かりん@11/10「疲労困憊の子爵サーシャ」発売予定
十歳の蜜井戸さぎりは、萩恒家の侍女(メイド)だ。幼い頃に両親を妖怪に殺されたさぎりは、十二歳の頃から萩恒家に侍女として勤めてきた。 ある日、狐火の異能を持つ萩恒家の一族が、同時に妖怪に襲われ、十八の嫡男・崇史と、三歳の姪・希海を残して命を落としてしまう。 問題は、希海は稀有な異能の力を持っていたことだ。 彼女が、笑うと狐火が現れ、泣くとその火が熱をもつ。 よちよち歩く爆弾のような娘に、彼女の世話をする使用人達は次々に萩恒家を去り、最後に残ったのはさぎりだけだった。 体中に火傷痕を作りながら、希海を育ててきたさぎり。 しかし、さぎりがニ十歳、希海が七歳になったところで、当主・崇史の代理をしていた彼の叔父に、さぎりは萩恒家を身一つで追い出されてしまう。火傷痕が醜いさぎりを、崇史と希海の近くに置いておけないというのだ。 萩恒家にいた子狐一匹を連れ、ふらふらとその場を立ち去ったさぎり。 火傷痕のせいで再就職も上手くいかない中、途方にくれる彼女と子狐に、手を差し伸べた人が居た。 一方、さぎりと希海が家を出たと知った萩恒家の当主の崇史は……? ※和風ファンタジー初挑戦です。 ※カクヨムとエブリスタにも掲載中。
更新:2023/10/29
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第一王子のウォルフの婚約者候補は、前世の記憶を持つ悪役令嬢・ヴィヴィアン=ヴィレッジ侯爵令嬢。 ヴィヴィアンによると、第一王子は「溺愛鈍感無神経王子キャラ」だから婚約したくないらしい。 ヴィヴィアンの傍にいるためには、第一王子は、自分が鈍感無神経キャラではないことを証明しなければならない。 熾烈な戦いの火蓋が、切って落とされた。 「俺は寛容で視野の広い男だッ」
更新:2022/12/28
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