活動報告やTwitterで上げていた小話をまとめました。 【注意】 今後に備えてR-15設定にしています。 物語の冒頭をまとめたような話もあります。 異世界転生・転移が含まれる、ジャンルごちゃまぜのため「異世界転生・転移【その他】」カテゴリにしていますが、必ずしも異世界転生・転移があるわけではありません。 →今のところ、異世界転生・転移作品が多いので、逆転してきたらカテゴリ変更を考えます。 ※誤字脱字のご報告ありがとうございます。 大変助かります。
更新:2024/4/1
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その日、彼女は死んだ。 コンビニからの帰り道に《それ》に遭遇するまでは明日も自分が生きていると当然のように思っていた。 身体が溶かされ痛みに耐えられなくなったとき、男は重い腰を上げて漸く彼女に話し掛けた。 助けて、そう願ったとき──「助けるつもりならこんなのんびりするかっての」男は彼女を見下ろして言った。
更新:2020/6/5
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言うな、絶対に口にするな。それは、パンドラの箱。私が絶対に言ってはいけない言葉。堪えて、塞き止めて。私だけが、全てを持っていくから。樹兄ちゃんは守るから。だから、もう私に構わないでいて。――これは私が持っていく。
更新:2012/9/30
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カリナは契約により「千年」の間、魔王・テオに仕えていたがいきなり暇を申しつけられた。 突然一人で放りだされることになって途方に暮れていると友人でありエルフ族のヴリトラが言う。 「旅に出よう」 その言葉にカリナは希望を抱いた。 ずっとテオの世話をしてきたがこれからは自分のために生きよう。世界を見てみようと。 こうして、カリナとヴリトラの二人旅が始まった。 普通の人間だったけれど、千年という時を魔王の側で過ごし、古今東西の書物を読み漁っていたカリナは、賢者とまではいかずとも、おばあちゃんの知恵袋的な能力を持っていて、行く先々で意外な活躍を見せる?? かもしれないそんなお話。
更新:2021/3/24
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いただきますの挨拶の後、彼には私が見えなくなる。噛み締めるように目を細め「美味い」ぽつりと小さく呟くのだ。そのはにかんだ顔が見たくて、今日も私は待っている。彼と食べる、夜更けのディナー ※別サイトからの転載。中編なので展開は早めです。
更新:2013/7/1
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【新版】フランツェルバ王国は建国以来の危機に陥っていた。条件を指定して召喚したはずの少女の様子が可笑しいのだ。条件は魔力が膨大なこと、世界に絶望していること、周囲から迫害を受けていること、違う世界に行きたいと強く願っていること、元の世界に戻れなくともこの世界を恨まないこと、十七歳であること、女であること。全てを満たした上で選ばれるはずの次代の『美しき蔓の魔女(ティー・シー)』が継承の儀を受けたがらない。世界の神に先代魔女が問い合わせると神はこう言った。「あれ?もう一人召喚されてるよ?」と。これは、次代の魔女として召喚され大勢に必要とされるはずだった少女――未来(ミライ)が一人で始める冒険譚。
更新:2021/8/19
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好きということもできなかった私の初恋。 ※「アナログ電波塔」という個人サイトに掲載している作品です。 こちらは少しだけ改稿しています。
更新:2021/10/22
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