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作者:マスケッター

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作:マスケッター

ホラフキさんの罰

 岩瀬は日本の地方私大で二年生の男子。彼は、『回転体眩惑症(かいてんたいげんわくしょう)』なる病気に高校時代からつきまとわれていた。回転する物体を見つめ続けると、無意識に自分の身体を回転させてしまう奇病だ。  精神科で処方される薬を内服することで日常生活に支障はないものの、岩瀬は誰に対しても一歩引いた形で接していた。  そんなある日。彼が所属する学内サークル『たもと鑑賞会』……通称『たもかん』で、とある都市伝説がはやり始める。  『たもと鑑賞会』とは、橋のたもとで記念撮影をするというだけのサークルである。最近は感染症の蔓延がたたって開店休業だった。そこへ、一年生男子の神出(かみで)が『ホラフキさん』なる化け物をやたらに吹聴し始めた。  一度『ホラフキさん』にとりつかれると、『ホラフキさん』の命じたホラを他人に分かるよう発表してから実行しなければならない。『ホラフキさん』が誰についているかは『ホラフキさん、だーれだ』と聞けば良い。つかれてない人間は『だーれだ』と繰り返す。  神出は異常な熱意で『ホラフキさん』を広めようとしていた。そして、岩瀬はたまたま買い物にでかけたコンビニで『ホラフキさん』の声をじかに聞いた。隣には、同じ大学の後輩になる女子の恩田がいた。  ほどなくして、岩瀬は恩田から神出の死を聞かされた。

更新:2022/12/29

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作:マスケッター

悪役令嬢はやりすぎたせいで聖女に浮気した第三王子から婚約破棄され宮殿も実家も追放になったので、試し斬り職人に弟子入りして貧民窟からざまぁフラグをぶった斬り! 彼の溺愛独占しますわ!

「このぺてん師めが!」  白昼。宮殿の私室で、吐き捨てるように宣言した婚約者……第三王子のバル殿下。その直後、鎧兜姿の衛兵達が私を囲んだ。 「御実家までご案内します」  衛兵の一人がそう告げたときには、殿下は私に背をむけていた。まさか、自分が利用するつもりだった聖女に足をすくわれるとは!  手も足も、口さえだせないままその日のうちに実家へ連れられると、門番が私をのせた馬車をとめた。 「我が主君から、出戻りの娘などは当家に存在しないという言葉がありましたので」  門番の説明が、私を凍りつかせた。  自分でもわかっていた。王子の婚約者という地位を守るために、他人を陥れたのだから。誰もが私を恐れるのが快感ですらあった。いまさら報いを恐れても手遅れだ。  馬車からも実家からも放りだされた私はあてもなくぶらぶら歩き、いつしか川を見おろす崖まできていた。小さなころ、家族でピクニックにきた場所だ。  皮肉な気持ちを噛みしめながら、いっそ身投げしようかと思っていたとき。  一人の青年が、剣をたずさえやってきた。青年は私を無視して隣にたち、おもむろに剣を抜くと……沈みつつある夕陽を横一線に斬った! ように見えたのは錯覚だった。でもたしかにそう見えた。 「ふむ。まあまあか」  青年は抜き身の剣をためつすがめつそうつぶやいた。 「あのう、もし……」  勇気をふるって、私は声をかけた。  私の受けたざまぁは、ここから逆転する。でも彼、鑑定士のくせに恋愛音痴なの。さっさと私を溺愛しなさい!  ※読者の熱いご要望に応え、番外編として続編が始まりました! 本編の後日談となります。  ※カクヨムでも本編を掲載しています。 https://kakuyomu.jp/works/16817139559100472444

更新:2022/10/30

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