二人の王女の運命は、他国へと嫁ぐ時に動き出す。 一人は華やかな未来を夢見て、自分が幸福になると信じきり、絶対的な自信を胸に自らの夢のため、進んで動き出す。 もう一人は――――過去の傷から、すべてを他人に流されるまま、言われるままに身をまかせ、決して、自分の運命にあらがおうとしない。 そんな双子の王女達の運命が動き出す。 その先に待っているのは、祝福の鐘か……それとも絶望か。 今、時を刻み始める。
更新:2018/6/2
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滝戸左膳は、質屋を表稼業にした殺し屋だ。贋金作りで打首になった武士、滝戸弾正の庶子として闇に浸った道を生きてきた。 ある晩、左膳はいつものように鉄の狐面をかぶり、短刀村正で殺しをすませた。狐面も村正も父の形見だった。 その直後、彼はかつての師匠・みみずから警告された。倒したばかりの獲物は、雇い主からは盗賊と聞かされていた。しかし、実は伊賀者の忍者だという。 彼を専属として雇う為吉は、うわべは呉服を商っている。 左膳は、真相を知るべく為吉に会いにいった。為吉は、彼自身とみみずが左膳の父の所業……贋金造りそのものにかかわっていたことを語った。そして、左膳の父がオランダ渡りの錬金術を実現していたとも。
更新:2023/12/24
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テニーチェ=ヘプタは暗黒の日に第七王宮魔道師団の長となった。白銀の長髪に白銀のマント、加えて白銀の仮面までも携えて。 しかし第七は白銀だらけの仮面テニーチェさえ霞んでしまうほどの個性的な人々であふれかえっていて……。 闇属性の魔道使いテニーチェがいろんな事件に巻き込まれながら、やがて仮面を人前で外すことになる――かもしれないお話。
更新:2023/12/31
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甘やかされて育った、侯爵家の末っ子四男坊のアルフレッド。いつまでも遊び回る彼に、遂に両親は、一年以内に身の振りを決めなければ修道院か騎士団に送還すると宣告する。顔はいいアルフレッドは、己の魅力を利用して、夜会にやってきた未婚の伯爵家女領主に取り入って婿入りし、なんとか貴族としての地位を確立しようと目論む。しかし現れた女領主のアリアナは、何故か仮面を被った不気味で風変りな女性だった………。 常に仮面を被り続けるアリアナと、そんな彼女に浅ましい考えで近付いて恋に落とすつもりが、いつのまにか恋に落ちてしまう末っ子君のお話です。(中編予定)
更新:2016/1/9
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幼い頃の約束を夢見ていた令嬢に告げられたのは、婚約者からの婚約破棄だった。 ある事件によって、顔を隠すようになってしまった令嬢。そのせいで学園で孤立する令嬢の運命は……? ※誤字・脱字は、見つけ次第修正します。 ※キーワードを修正しました(7/6)
更新:2019/12/15
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中世ヨーロッパをイメージしたファンタジー。仮面が語るは、真白いとは言い難く、漆黒とも言い難い、安らぎと赦しを与える灰色の詠唱。
更新:2010/3/3
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――山奥、人を迷わす霧に守られし、寂れた村。 そこに棲まうは仮面を纏う一族と、頭に角持つ鬼の一族。 宿屋の対外折衝役見習い辻堂はそこを訪れ、何を見るのか。 本編終了から六年経ち、年齢も(21)になった辻堂の、ひとつの物語。
更新:2009/12/24
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