――忙しさを理由に行動を起こしていないあなた、もしお金の代わりに、「時間」を借りられるとしたらどうしますか? 元銀行員が描く、「時間融資」を巡る一人の男の物語。 自分ならどうするか、色々妄想しながら読んでいただけると幸いです。
更新:2017/2/26
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ファントム時間仮説というものがある。 西洋の歴史、つまり西暦の年数には当時の人間の都合で三百年近い水増しが行われたという仮説である。 であれば……二十一世紀初頭に噂された数々の終末論は、本当にただの迷信だったのだろうか。 かつての予言者たちが読み違えたのは滅亡の時期ではなく、人類が自らの年も数えられないという情けない未来だけだったのではなかろうか。 これは、ある世界の『時間切れ』の少し前の物語。 予期されていたはずの滅亡に、何の備えもできなかった人類の最後の年の物語である。
更新:2019/10/9
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高校生、風追祐(かぜおい ゆう)が落ちる夢から目覚めると、そこは白いあずま屋の立つ湖畔だった。 どうにかして家へ帰ろうとする祐は、願いを叶える魔法使いを自称する真っ白な少女――ユークと出会う。 迷わず元の世界へ帰してくれと願うが、彼女の魔法は失敗してしまった。 一度聞いた願いは必ず叶えなければいけないと息巻くユークと祐は、しゃべる杖のニクスの忠言に従い彼女の居城へと帰ろうとする。 しかし森を出ると、そこはユークの生きていたはずの時代から数百年、あるいは数千年が経過した世界だった。 二大国の争いや謎の組織の追跡の中、二人の逃避行が始まる。
更新:2019/10/11
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「は?」 目が覚めたら見慣れない景色が眼前に広がっていた。 まるで小学生の頃の部屋のような…。 いや、『まるで』ではない。完全に子供の頃の部屋だった。 何故か過去に戻ることができたので、今度は失敗しないように頑張ろう…。二週目の人生を。 前回の人生を頼りに、最善の日常を過ごしたいと思う男の人生を描いた物語。 どこまで順調に進めるのだろうか…。
更新:2020/10/6
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何も希望なんてなかった。三十半ば、恋人なし、職なし、お金なし。お金がない時だけ日雇い労働をする。そんな底辺を彷徨っていたが、ある日近所のスーパーに行き、長年の夢だった異世界転移にあう。 異世界に行ったら本気を出そう。そう思っていた。 今度こそはといきこむが、そんなに甘くはなく早々に挫折する。 まただめかと絶望の中、息を引き取るが……。 カクヨム様でも同時掲載しております おかげさまで、日間異世界ファンタジー部門で221位にランクインしました。 誠にありがとうございます。 以下ネタバレです。 ループ系異世界転移物です。 主人公はオークの様に太っているドスコイ系で、序盤は性格も悪いです。しかしループする事により段々と主人公らしくなります。ただし内面だけです。 ヒロインは……できたらいいですね。
更新:2021/11/9
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王妃として幸福に長寿を全うした老婆は死を目前にして途方もない虚無感に襲われる。死を悟った老婆はしかし、目覚めると17歳の時に戻っていた。正しく生きて虚しかったのなら間違えればいい、そう考えてパーティを抜け出した彼女は1人の青年と出会う。王子が恋仲の娘と結ばれるよう奮闘する傍ら、自分もまた青年と親睦を深めていく主人公。『ただ未来の王妃が変わるだけ』だったはずの行動は、やがて思わぬ事態を引き起こしていく。
更新:2021/10/31
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もう『文筆家になろう』での活動は無理だ。 現実世界まで浸食されている。 本当は、とっくに限界だった。 「やるか」 そして、オレは。 そいつを…… [ 退 会 実 行 ] を 押 し た ――――
更新:2021/9/26
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