私が七歳の時、一つ年下の女の子が家にやってきた。 彼女は父が外の女性に産ませた子供で、母は彼女につらく当たり、父もろくに相手をしなかった。仕方がないので私がきちんと食事ができるように、使用人に陰口をたたかれないように、教育を受けられるように、侯爵令嬢としてふさわしく着飾れるように、様々な便宜を図った。 けれど異母妹にとっては違ったらしい。私は彼女を虐げた意地悪な異母姉なのだとか。王子に婚約破棄をつきつけられた上に異母妹の裏切りを受け、私はキレた。 だったらもう、侯爵令嬢なんかやめて、男として生きてやる!
更新:2020/10/18
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国でただひとりの精霊の愛し子であるマリエット。彼女の仕事は精霊の女王のお告げを国王に知らせる伝言係。地味な仕事ではあるけれど、気に入っている。 ◇◇ これはそんなマリエットが、男爵令嬢に夢中の婚約者に婚約破棄を突きつけられたり、王子にプロポーズされたり、愛し子の本当の仕事を知って驚いたりするお話。 《カクヨムにも掲載しています》
更新:2020/5/30
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完璧な淑女と謳われる貴族令嬢アリシアは、婚約を破棄して欲しいと頭を下げる婚約者とその恋人に難題を突き付けた。 「私の名誉を傷付けない方法があるなら承諾する」。答えに窮する二人にアリシアは囁く。 ――全てを解決するとてもいい方法があるのだ、と。 これは婚約破棄を予想外の方法で回避した彼女のその後と、歴史に名を残す人々の物語。 同名短編の連載版になります。 しばらくの間、数奇な運命を歩むことになった主人公の、自分探しの旅にお付き合い頂けたら幸いです。 ※「カクヨム」にも後出し投稿しています。
更新:2020/1/11
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「嘘」と呟いた声が「にゃ」と聞こえた。 鏡に映っていたのは、銀色に近い真っ白い毛並みの、品のよさそうなネコだった。 ありえない――― 叫んだ声はやっぱり「にゃぁぁぁ」で、間違いなく私の姿は、ネコだった。 公爵令嬢であるシャーロット・ローズブレイドは、王太子妃になることを夢見ていた。 しかし、選ばれたのは別の令嬢。 ショックで郊外の屋敷に逃げていたシャーロットは、翌日、目が覚めたらネコになっていた。 どうして、どうしてなの――――!?
更新:2019/3/31
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性悪姫と呼ばれた姉姫は妹姫に婚約者を取られた挙句の果てに、異国へ貢物として送られてしまいました。いつも立場を弁えて我慢していた姉姫は異国で冷遇されることを覚悟していました。 しかし、なぜだか帝は優しくて、後宮の女官たちも優しい。 幸せになってはいけないと思い込んでいた姉姫が戸惑いながらも、幸せになっていくお話です。
更新:2021/3/14
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伯爵令嬢ジネットには5歳の時から婚約者がいた。 しかし、その婚約者に好きな人が居ると気付く。 その相手は女子力の強さと可憐で有名な子爵令嬢。 いずれ身を引くなら傷は軽い方がいい。 ジネットは婚約破棄の為、婚約者に嫌われる態度を取るのだった…。 特に悲惨な展開は有りません。
更新:2018/6/2
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