今日、世界が終わる。 科学は発展し、今まで好きなように生きてきた人類にとってそれは、最大の代償ともいえる。 本来の命よりも、AIやアンドロイドなどの新たな命ばかり重視された時代。しかし、繁栄は過去のもので、今では都市部以外ではどこも寂れている。 そんな時代、唐突に訪れた世界最期の日、少女はある寂れた工業街の一番高い所に建てられた古びた鉄塔へと一人で向かった。 なぜ少女は鉄塔に向かったのか。 なぜ一人で向かったのか。 世界が終わるその時に、少女は何を思うのか。 これは世界最期の日、命に向き合った少女の話。
更新:2017/10/2
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
長く続いた戦争が遂に終わろうとしている。奪い、奪われ。殺し、殺されるのが当たり前という、無慈悲な世界。そんな世界である男は傭兵として、生き残るためにどんなことでも行ってきた。戦争も終わりが見えてきた頃、傭兵に与えられた最後の仕事は、新たな世界のために死ぬことだった。 本当に慈悲なんて存在しない。 雇い主の裏切りに会い、傷だらけで逃げた傭兵は死を覚悟する。その時、傭兵の目の前にひらり一つの紙飛行機が舞う。
更新:2017/9/3
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
「今日こそ私とお付き合いしましょう!」 いつも空回りした挨拶とともに来店する常連客。そんな彼女の正体は、希少な人材を誘惑して引き抜こうとする政府のハニートラップ工作員だ。 現代に生きる錬金術師である日野京弥は、彼女のアプローチを適当に受け流していたが……ある日、その関係は一変した。記憶を奪われ、人格まで変わってしまった彼女を匿うことになったのだ。 かくして、錬金術師と元工作員のじれったい同棲生活が始まる。
更新:2022/4/12
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
紅の魔導書は退屈な時間を過ごしていた。随分昔に主は亡くなり、今は王立図書館で楽隠居の身。新たな主は何年経っても現れない。 紅の魔導書は暇つぶしに人間のふりをして図書館に立つことにしたが、そこでも何年経っても主を選ばない。選り好みしすぎと魔導書達にも言われてしまう程の彼が、興味を抱いた相手は……。 『たしかに本は好きですが!』のホン先輩サイドの話になります。一応短編でも読めるはずです。
更新:2017/7/2
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
焚き屋さんが来るから、お留守番をお願い、と母から頼まれた少年・環(たまき)。 焚き屋さんという、ありそうでないお仕事と、それを迎えた多感な少年のひとときのお話です。
更新:2017/6/21
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
「もしも異世界の魔術師が日本に転生したら?」 日本の夜は危険が多々ある。その日も1人の女性が襲われそうになっていた。しかし、突如として現れた謎の子供たちによって襲おうとしていた者たちは倒され、女性は助けられる。その子供たちの内の1人の正体は魔術のある世界から地球に逆転生した者だった。 これは連載を考えている作品を短編にしたものになります。
更新:2017/6/18
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
“五千年以上生きた竜の血は不老不死の妙薬となる” その言い伝えを信じ、愛する姫の為に竜を倒す野望を持つヴェロアの王子。しかし、姫は流行り病で還らぬ人となり、王子の野望は死人に竜の血を飲ませると云う禁忌に変わる。 一方、瀕死の重症を負った孤児は竜が自分の血をほんの少し多く飲ませた為に数百年子供の姿のまま竜に五千年分の知識を伝えられ最強の魔法使いとなった。 愛しき人を蘇らせる為に竜を倒そうとする王子、自分の命の恩人で親代わりでもある竜に、安らかな最期を願う魔法使い。 ヴェロア王国物語シリーズのすべての始まりの物語。
更新:2013/10/28
評価
レビュー
読んだ
気になる
読んでる
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。
より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
書籍化/コミカライズのタグについて
該当作品の書籍化・コミカライズ判定は、プログラムによる自動判断です。厳密な確認事項でないことをご了承ください。