入学式の夜。 満開の桜の前で柚子が出会ったのは、美しい陰陽師の青年だった――。 全寮制の私立夜桜宮学園には、宮殿(星桜寮)で暮らす王侯貴族がいる。 それは、成績・素行・家柄・容姿等を考慮して選ばれた特待生である。 特別扱いを受ける彼らは、高貴なる者の責務(ノブレス・オブリージュ)として生徒会役員をやらねばならなかった。 しかし、それは表向きの話。 本当の使命は、学園に忍び寄る妖を退治することだったのだ。 成績も容姿も平凡なのに、とある事情で男爵にさせられた柚子。 他の王侯貴族は、揃って美形な個性溢れる呪術師たち。 明らかに浮いてる柚子は、やたら嫉妬されるし、期待もされるし、大事なお守りは見つからなくて妖や怨霊に狙われっぱなし。 あぁもうっ……これからの学園生活、どうなっちゃうの!?
更新:2015/7/24
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その夜、睦は自分たちをかばうように立った夫の背に、無情に突き立つ短刀を引き抜いた── ある姫に仕える女性から見た、男と女の物語。 和風ファンタジー。 注意:人が死にます。
更新:2015/5/17
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「あんたが選べる道はふたつにひとつ。ここで狐の餌になるか。俺に『盗まれる』か。どうする、かさねどの?」 莵道の末姫・かさねは、狐神に嫁ぐため、親しんだ家を出る。しかしその婚姻は、豊穣のための贄を意味していた。狐に喰われかけたかさねを救ったのは、金目をした青年イチ。イチは天都から追われた皇子を名乗り、都に戻るためにかさねを「盗む」というが――。 流浪の男と箱入り少女が織り成す、少女浪漫ファンタジー 2020.12.28完結 **書籍化します** 2022/2/15 富士見L文庫から改稿のうえ刊行予定 刊行時タイトル:「神去り国秘抄 贄の花嫁と流浪の咎人」 装画:凪かすみさま
更新:2022/2/10
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僕の故郷には、狼の言い伝えがある。 東京から、帰郷したその日は十五夜。 まんまるなお月様が登る夜。銀色の狼様に会った。妖艶な、狼の姉様に。 「ここに人の子が来ることは、久しく無かったのう……かかっ」 彼女は艶やかな銀の髪の先から湯を滴らせ、どこか愉快げに笑っていた。 僕は、幻想物語が大好きだ。でもまさか、そんな僕がその幻想物語の登場人物になるなんて……夢にも思っていなかった。
更新:2019/10/1
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同じようでちょっと違う異世界に召喚されちゃった猫又さんが、かつお節とまたたびとべすとお昼寝すぽっとを求めて何やかんやする話。 和モノ×テンプレ企画参加作品です。
更新:2016/10/30
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「我が皇家の忠実なる家臣、浅羽家の桜花姫よ、急な話ではあるが隣国、世那へ嫁いでくれ」 感情を感じさせない平坦な声が、わたくしの頭上に降ってくる。 深く頭を垂れたわたくしには見えないけれど、きっと皇様のお顔もこの声のようになんの感情も宿してはいないのだろう。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 思いを寄せるあの方に告げられたのは、隣国へ稼せという冷たい言葉。 桜咲き乱れる季節のお話です。 和モノ春花企画参加作品。
更新:2017/4/14
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病弱な伯爵家の娘、志乃は類まれなる美貌の持ち主であった。 しんしんと雪が降る中、志乃は出会う。 とても、とても美しい、人ならざるモノに。
更新:2013/2/20
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巫女の甘露は村を襲う災禍を防げず、鬼の力で民を救った銀糸に敗れた。しかし、その鬼は人を喰う鬼だった。一度は村を追われた甘露だが、銀糸の命で呼び戻される。そこで甘露は銀糸が契った鬼と対峙することになる。 小さき神と結ばれた巫女と、鬼と契った覡の思いを描く和風ファンタジー。
更新:2017/8/5
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【2021.2.15 KADOKAWA富士見L文庫様より書籍発売】 ──戦乱の世、瀬戸内海にある羽衣島。 島で海賊の頭を務めている十八歳の千早は、ある日流れ着いた娘と出会った。声と記憶を失って、「ひな」という仮の名をつけられた娘と千早は次第に惹かれ合っていくが、なかなかその想いは上手に交わらない。数多の困難を乗り越えて、彼らの未来に待ち受けるものは何か。 千早とひな、それぞれの視点で交互に綴る、戦国恋物語。 ・番外編1は、その他の登場人物のその後の話(「はじまり」以降、最終話より前) ・番外編2は、本編の時系列に沿って進む、もうひとつのお話。羽衣島で生まれ育った一葉という娘の目を通して物事が描かれるので、単品でも読めます。 自サイトより転載。
更新:2021/2/25
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