ライは、辺境の森で村人に拾われた。上質のおくるみに包まれていた。礼金が得られるかと、家に連れ帰り隠されて育てられた。 ライを探す人は訪れなかった。養い親は幼子、ちびを次第に気にかけなくなった。 ちびがよく預けられる薬師のお婆がただ一人、気にかけてくれていた。ある日ちびは売られることを知った。 売られるぐらいなら、無茶だろうが村を出る。 薬師のお婆の助けを借りて、誰にも見つからずに、男の子ライになって家出を計画した。 5歳の春村を出た。家出を決行した。 家と薬師のお婆との小さい世界から外の世界に。 ちびはライという名の男として冒険を始めた。 人と出会い。妖精・精霊を友にする。ライの出生の秘密。優しく厳しい薬師のお婆の過去。すべてがライの成長の糧になる。 小さな村から飛び出したライの冒険は今から始まる。
更新:2024/5/3
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可憐な薬師と、薬師の肩で蠢く泥と、その日暮らしの銅等級の冒険者。 彼女と泥と彼の織り成す、多分壊れていない、日常物です。 ※注意※ 最後まで書かずに投稿しておりますので、更新は不定期かつ低速です。 たまに思い出して覗いて見るくらいが良いかと思われます。
更新:2024/5/2
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六年間の薬学部生活を乗り越え、国家試験も合格し、しかしサクラに薬剤師として働いた記憶はない。 前世の生涯は大学卒業後に病死で幕を閉じた。 言うなればペーパー薬剤師。 今世はその知識を活かして……あくまで趣味程度に小さな村で薬作りを楽しんでただけなのに。 ある日山で倒れていた人を助けたら、それが大国の王子様で、酷い怪我だったはずが綺麗に治り、「治癒魔法使いに拾われるとは、相当運がよかったらしい」って。 今世は確かに魔法はある。 けれど治癒魔法はないはずなのに。 大国の王子様に「薬医に」と言われても。 まだそれも受け入れられてないのに、「運命の相手だ」と言われても…… ※この作品は以前投稿していたシリーズを改変したものになります。
更新:2024/4/29
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「なんと美しき死体か!」 ある王国には絶世の美貌を讃えられた王女がいた。しかし彼女は継母の陰謀によってその地位を追われ、逃亡の末に森深くに住む死霊術師と生ける屍に匿われる事となった。森の屋敷でそれぞれに重荷を背負う二人は交流を深めていき、そして王国の行く末を決める戦いの当事者となる。
更新:2024/4/21
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父親は高い身分を持っているが、他国の平民だった母親はしきたりに馴染めず、幼い娘と共に森の小さな小屋で暮らしていた。 そんな理由で、生まれた時から人里離れた森で暮らす少女ミーシャ。 薬師である母親に知識と技術を教わりながら伸び伸びと暮らしていた。 だが、隣国との戦争が始まり、父親が怪我をしたことで屋敷へと治療のために出向くことになる。 それが運命の分かれ道とも知らずに。 薬師としての高い技術は持っているが、あまり人と交わることの無かった純粋な少女が望まない運命に巻き込まれ、少しずつ成長していく。 1月13日1章完結しました。 3月7日2章始めました。 2020年3月11日。4章始めます。叔父さんとの2人旅 。のんびり不定期更新予定です。 TOブックス様より書籍化決定しました。 2023.6.10発売です。
更新:2024/4/16
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母国が滅亡し、一人の従者と暮らすことになった元姫カトレア。従者は文句の一つなくカトレアに尽くしてくれるが、このままでは彼が幸せになれないと悟り、彼の元を離れた。 数年後、なぜか母国を滅ぼした敵国の騎士となった元従者と再会しかつての恋心を思い出すが、まもなく彼が婚約することを知る。恋心を隠し、今度こそ彼との離別を決意するが、なにやら彼の様子がおかしくて──。
更新:2024/4/14
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ダックウィードの町には始まりのダンジョンがある。 と言ってもダンジョンが見つかってから、すでに240年も経っている現在、目新しい事もない終わった町とも言われている。 そんな寂れた町の住人は、外から入ってくる者をカモだと思っている町民、自分本位で盗賊のような初心者冒険者、食えないギルドや、遣りてのババアが経営する呑み屋など、一癖ある者ばかり。 王都にある学院を卒業したナルは、そんな町でただ一軒の薬屋を、グチを言いながらも平穏に経営している。 そこに学園時代の同級生である筋肉馬鹿の騎士と、ナルシストな魔術師が訪ねてくる事で、ナルの平穏は徐々に脅かされていく。 ナルは平穏な日常を取り戻す事が出来るのか。 R-15は保険です。 毎日12時頃更新。
更新:2023/11/7
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