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作:消し炭

【加速】しか使えない無能と『勇者』パーティーを追放され殺されかけた僕は何とか助かって、本物の勇者に溺愛されながら、のんびり活動しています。~戻って来いって言われても、さすがに無理があるよね~

勇者フューテ・オルタナ。 それは、千年ほど前に魔王を倒し世界を救ったと言われる伝説の勇者。 今では、そんな彼女の血を引くとされている者たちを『勇者』と呼んでいる。 アクセルは、そんな『勇者』デドニスの『勇者』パーティーの一員として、活動していた。 つい最近では、FランクからAランクまである『勇者』パーティーとしての最高の格付け、Aランク として認められるほどにデドニスの『勇者』パーティーは活躍していた。 だが、そんなとき、アクセルは突然の追放宣告を受けてしまう。 デドニスが言うには、 「お前みたいな【加速】しか使えない無能は、Aランク『勇者』パーティーにはふさわしくないんだよ!」 とのことだった。 アクセルはそれでも、みんなの力になりたいと思い、雑用だけでもいいから、と願い出るが、あっさりと断られる。 それどころか、連れてこられた『罪人の大穴』という、暗闇で底すら見えない大穴に落とされ殺されかける。 アクセルは磨き続けてきた【加速】を使い、何とか死ぬことなく大穴の底に落ちることに成功する。 そして、大穴の底で、アクセルは伝説の勇者、フューテ・オルタナとの出会いを果たすことになる。

更新:2023/3/2

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