なぜ廃屋の写真を撮るようになったのか、と聞かれれば、別に廃屋の写真じゃなくてもよかった、ということになると思う。 三つ編みダサ眼鏡の万年委員長のわたしは高校入学を期に心機一転、華麗な高校デビューを果たしたのだった。けれど、それでもいつまで経っても高校デビューモードの垢抜けた自分に慣れなくて、まるでコスプレをしているような違和感が拭えなくて、なんとなく肩が凝ってしまうような気がして、わたしは休日になると本来の三つ編みダサ眼鏡スタイルに戻ってカメラを構え、廃屋の写真を撮りに街を歩く。 そんな時に、不意に声を掛けてきたのが北島巧。ありていに言えば、たぶん、わたしの初恋の人。 二章は青木編です。 最終的には三章ユイ編と四章北島編の全四章構成の構想ですが、とりあえず締め切りまでに行けるところまで頑張ります。
更新:2017/1/20
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楽器屋の店頭で見つけたポスターを見て、 僕の心に何かが「降りて」きた。 音楽を聴くのは大好きだけど、 楽器をいじった経験はない。 それでも―― やってみようと思った。 やってみたいと思った。 この夏の、3ヵ月の間だけでいいから。
更新:2017/5/3
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進化か、あるいは神罰か―――― 一定以上の時間、音を聞き続けると死んでしまう世界。 それでもピアノを弾き続ける君に恋をした僕は、世界一美しい自殺を提案する。
更新:2020/1/31
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二年前の夏、彼女はマイクを置いた。 誰も疑問を持たなかったし、覚えてもいなかった。わたしだってそうだった。 けれども今、目の前で歌をうたっている彼女は。 あの頃の面影はどこにもなく、今にも消えてしまいそうに、儚く笑っている。 ――たったひとつだけ。あの頃と同じ、世界でいちばん美しい旋律をのせて。 だからわたしは、ただひたすらに言葉を落とす。 わたしが、わたしだけが、あなたを決して忘れないように。 20XX年、東京の片隅。 「超感覚」と呼ばれる能力に翻弄される若者たちがいた。
更新:2021/12/17
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音楽 --それは、魔法 楽器 --それは、魔法を使うためのデバイス その世界では、楽器を鳴らし音楽を奏でる者を演奏家と言った。 演奏家の奏でる音楽には様々な魔法の効果があった。 偉大な音楽家が貴族が独占していた音楽を解放し、市民も音楽の恩恵を受け始めた時代。 そんな世界の片隅に、楽器は鳴らせるが、魔法の使えない男が一人。 彼の名はアポロ=アレグリア。 そんな彼はある日、運命的な出会いを果たす。 悪魔の楽器を持つ天使と。 彼の停滞していた世界が輝き出す。そして、二人は旅をした。 *** この奇跡が神様の思し召なのだとしたら、俺は、俺の残りの人生をこの人に、この人の音楽に捧げよう。 俺の、俺だけのマエストロ さあ、私の調律師。私の音楽を完成させてくれ!
更新:2022/7/18
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『未知標』改訂終了のお知らせ 2022年12月2日 日ごろより『未知標』をご愛顧いただきまして、ありがとうございます。 筆者の一族です。 早速ですが、表題の件についてご案内させていただきます。 2021年11月29日より開始した『未知標』の改訂作業は、前回2022年11月30日分をもって終了し、今回2022年12月2日分より更新を再開いたします。 一年の長きにわたってお付き合いいただき、誠にありがとうございました。 以上、よろしくお願いいたします。
更新:2024/5/17
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