妹は神の器に選ばれたのだという。その身に神を降ろしてしまえば、妹はもう神殿から出ることは叶わない。泣きじゃくる妹を胸にきつく抱いて、僕はこの村から逃げることを決意した。(4.宿主) どれも500〜900文字程度の、ちょっと不思議な短編集。様々な世界における様々な人の拠り所を描いたり描かなかったりする。童話風やファンタジーから現代物、近未来まで。 (SNSで公開していたものの再録。1日1話更新、ストックが尽きたら完結表示にします)
更新:2023/4/7
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高校二年生の始業式の直前、小さな子どもを助けて交通事故で命を落としたわたしは、気づけば真っ白な空間にいた。なんでも、これからわたしは悪役令嬢として異世界に派遣され、主人公である少女と相手役の王子が一年以内に結ばれたら、事故の直前まで戻してもらえるらしい。 ……それならば、多少強引な手を使ってでも、ヒロインと王子をくっつけてみせる! 授けられた時間遡行の力を武器に、わたしは立派な悪役令嬢として、じれったい二人を早急にくっつけることを決意する。 もちろん予想通り苦戦するわたしに手を差し伸べたのは、「王子の友人」のはずの青年だった。 (全13話/約6万文字 他サイトにも掲載)
更新:2024/3/22
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聖ヴァルストラの祝祭にて、想い人に対して菓子を贈る慣習が定着して久しい。そして当然ながら、手段を選ばない者もいる。前年度に王太子が狙われた騒動を受けて、学園は今年から惚れ薬を全面的に禁止する措置に踏み切った。ところでさっき平民出の後輩から貰ったケーキを食べてから、彼女が異常に気になって仕方ないのである。……これは多分、盛られた気がする。
更新:2021/4/18
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可愛がっていた後輩が、地元に帰って結婚する…らしい。 それを聞いた辺境の騎士エドワードは、ろくに真偽も確かめないままに、後輩を追うべく基地を飛び出した。 ――果たして後輩は本当に結婚するのか。その謎を解き明かすべく、エドワードは国境へ急ぐ。 クールでポンコツな先輩と、無能なような有能なような…やっぱり無能疑惑の後輩が行く、国境までの珍道中with事件解決の三日間。全15話。カクヨムさんにも載せています。
更新:2019/11/2
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かつて命を救ってくれた人に憧れて、ついに私は女王直属の特別部隊へと入隊した。諜報員となって初めての任務は、テロリストの企てを阻止するための潜入調査。その際の設定は『新婚夫婦』で同居生活……しかも夫役はあのときの命の恩人!? そんな話聞いてないんですけど! これは、心臓がもつか怪しい一週間の初任務の話。 ――あなたが助けてくれたから、あなたに憧れたから、今の私がここにいる。ただ、それを伝えたいだけなのだ。 全21話、他サイトにも転載しています。
更新:2020/3/22
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冥府にある求人広告。誰も見ないようなところに設置されているその看板から、カロンはこっそりと自分の役職を塗り潰した。 【冥府は従業員同士が仲の良い、アットホームな職場です】 一番上にある一文に、嘘つけ、とカロンは密かに吐き捨てる。 冥府で働くひとりの少女の、過去と未来、永遠を辿る物語。――ひとつの凄絶な愛のおはなし。
更新:2016/10/22
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私がお仕えする殿下への神託が下された。殿下の最も近しいところに侍る人を選ぶ神託だ。しかし、選ばれた人間の元へ現れるという『指輪』は、なぜか私の『手首』に出現した。 これは、そんな不具合(?)から始まる、私と殿下と諸々のすったもんだの話である。
更新:2019/4/2
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目が覚めると、知らない部屋にいた。記憶は何もなく、部屋から出ることは叶わない。手がかりは一冊の日記だけ。 ……そこには、一人の魔女とその弟子の、裏切りの物語が記されている。
更新:2019/3/1
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