魔女が呪いをかけました。 これより千年先に生まれた王子によって、この国は滅びるだろう。 それは、荒廃した国を救う為に、王様と魔女がついた嘘。 けれど嘘は、訂正されることのないまま生きつづけます。 千年の後、魔女の末裔・システィーナは、呪いを断ち切るために、さいごの魔女になることを決めました。 そんな時代に、男として生まれたが故、「呪いの王子」と呼ばれるエセルグウェンは、厄災を振りまかないよう見張られる存在です。彼は呪いをかけた魔女を憎まずにはいられません。 人々に疎まれる王子はある日、森の中で一人の少女と出会いました。 これは、お互いの正体を知らない魔女と王子の物語。 はたして呪いの先になにがあるのでしょうか。 ********** 天界音楽様主催「二人だけの閉じた世界」企画参加 投稿先:カクヨム、エブリスタ
更新:2017/12/15
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君に手紙を書く日が来るなんて、思わなかったよ。 それも手書きだ。なんて原始的なんだろう。 灰色の空に覆われた国は、戦時下にあった。 ひとりの男は、ひとりの女に手紙を書く。 言葉は、直接伝えなければ意味がない。 だからこの手紙は、ただの独白。 伝えるべき言葉は、帰還したその時。美しく咲く花とともに。 ※近未来、どこかの星が舞台。設定はふわっと。 ******* 長岡更紗様主催「アンハピエンの恋企画」参加 天界音楽様主催「二人だけの閉じた世界」企画参加 投稿先:カクヨム、エブリスタ、Pixiv
更新:2019/11/29
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山を統べるヌシといわれる『あやかし狼』の朧は、ある晩、山の中で人間の子どもを見つけました。 目隠しをされたちいさな女の子を護るため、狼は水神である白蛇に願い、ヒトの言葉と身体を手にいれます。 洞穴で暮らしはじめたふたりのもとに、ある日、村の人間が訪ねてきて―― 半人前のあやかし狼・朧と、山のヌシに捧げられる贄としてやってきた少女・ちせ。 出会って別れて、また出会う物語。 ****** 秋月忍さまの「和語り」企画 参加作品。 御伽噺テイストな異類婚姻譚です。 投稿先:カクヨム、エブリスタ
更新:2019/11/6
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世界の果てにある雲海。その砂浜で、ルナルナはちいさく光る星を集めています。 それは、夜空を飾るちからが足りずに落ちてしまったもの。 屑星と呼ばれ見捨てられて、砕けて砂になるのを待つ星。 空を駆けることができず、<星使い>になれなかったルナルナに、おじいちゃんが言いました。 ルナルナ。 わしと一緒に、星を育てよう。 投稿先:エブリスタ
更新:2020/10/29
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ある日突然、何年先なのかすら勘定できない未来にやってきた男――瀬戸孝之に、現地人は言った。 「こんな太古の遺物を動かせるなんて、あなたはすごい人なんですね!」 なあ、兄弟。 未来の人間は、自転車すら知らないらしいぜ。 どうやら文明は開化せず、一周回って退化するらしい。 瀬戸孝之は、未来で昭和の生き証人になる。
更新:2018/4/12
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住みたい星ランキング一位、楽園都市と呼ばれるゾール55では『証明写真』という独自の生体管理システムが構築されている。 そんなことは露知らず、大学進学のために訪れたモリノユウヤは、宇宙港を出ようとした途端、目前に現れた警告文字によって足止めを喰らった。 ”証明写真をご提示ください” ――証明写真って、なんだ? ***** ※エブリスタ・カクヨムへも投稿しております。
更新:2020/4/16
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高校生になった未来は、友達にも家族にも内緒にして、SNSを使って創作活動を始めた。 利用しているSNSには「足跡機能」があり、誰が来訪したのかがわかるようになっている。 荒らしにあってアカウントを作り直したとき、教えてもいないのに、そのひとはやってきた。 何度も、何度も。 どれだけアカウントを作り直しても「ヤス」は現れ、未来のページには彼の足跡が残される。 やがて、まるで未来本人を知っているかのようなコメントを発するようになっていって…… ※作中に出てくるSNSは、架空のものです。 投稿先:エブリスタ、カクヨム
更新:2021/3/17
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ぼくの家には猫がいる。名前はタマさん。 タマさんは元・野良猫で、すっごく謎に満ちているのだ。 おとうさんがくれた、「秘密のなんでもノート」 ぼくが疑問に思ったことや、考えたことを書くノートに、今日はこう書く。 『タマさんは、人間のことばをりかいしているかもしれない』 こっそりあとをつけていくと、近くの神社に入っていった。 そこはいつもとはちがう場所になっていて、おかしな声が聞こえてきたんだ。 小学生のタケルが、猫又のタマさんをはじめとした妖怪たちと過ごす、ほのぼの日常妖怪話。 ********** エブリスタの「ほっこり/ゆるいホラー」コンテストで、佳作をいただきました。 番外編は、遥彼方様主催「イラストから物語企画」に参加作品です。 投稿先:エブリスタ・カクヨム
更新:2020/11/6
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足をくじいて引きこもっている中西由衣が暮らすマンションを訪ねてきた、黒ずくめの男。 玄関チャイムとともに現れた、シュウと名乗るイケメンは、自分は君に助けられた死神なのだ、と告げる。 一週間ほど前、生け垣に引っかかり、首が締まりそうになっているところを救った黒猫の正体が彼らしい。 「君は命の恩人だ。だから、恩返しに来た」 「――はい?」 「今日からここに住んで、俺が君の生活をサポートする」 なしくずしに開始された死神との同居生活に、彼氏いない歴=年齢の由衣は、対処できるのか。 ※第9回ネット小説大賞、運営ピックアップに掲載していただきました。 ※投稿先:エブリスタ、カクヨム
更新:2020/10/23
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