余が珍しく浮かれていたのは認めよう。 なんせ勇者を異空間にぶっ飛ばして華麗に退けたばかりだったのだ。 次代の勇者が育って我が城に攻め込むまではまだまだ時間がかかる故、ちょっとしたバカンスを楽しめるだろうとうっかり思ってしまったのだ。 ……勇者を退けた勢いで、海へバカンスに行くはずの魔王様がうっかり界まで乗り越えて、どっかの寒村に降り立った。 「あれえ?おめさん誰だあ?見ねえ顔だな」 「そげな事言ってえ、おめさんさっきキョロキョロ辺り見回してたべ?道に迷ってんじゃねえかって心配したんだべ」 そこで出会った方言まるだしの剛毅な村娘。 彼女はどうやら魔王の世界も知っているようで……? うっかり魔王様と村娘、そしてそのお父さんの、ちょっとしたお話です。 1000文字くらいの更新です。
更新:2016/12/4
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旧題:彼女の夢は錬金術で叶うのか? やり込み系の錬金ゲームで超レアアイテムを錬金した瞬間。波に揉まれるような目眩と共に、私は異世界に召喚された。 「…ほう、妙齢の女か。これは都合がいい」 落ちてきたのは、僅かに笑いを含んだような男の声。見上げれば超絶美形が二人もいる。 椅子に悠然と座り意味深な笑みを浮かべる白銀のローブの男、そしてポカンと口を開け信じられないとでも言いたげに私をただただ見ている騎士っぽい鎧の男……。 他にも錬金物を書いているんですが、女主人公も書きたくなって投稿。 ■1000文字更新 ■更新は不定期
更新:2016/2/14
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「私が悪かったので、もう許してください……!」 その日私は、学園一のイケメン様に誠心誠意、頭を下げて懇願していた。 「何の事だ、意味がわからん。相手に伝わるように工夫して話せ」 くそう、顔はイケメンだが常に大上段からくるその態度。さすがに俺様、有馬様だわ。しかし私もここで折れるわけにはいかない。なんせ私だって、精神的に限界なわけだし。 ****************************** 体重100kgスタートのヒロインと、俺様生徒会長(ヘタレ属性)の、お姫様抱っこを巡る攻防です。ついにコメディジャンルへお引越ししました。 ヒロインは全然挫けない口が悪くて元気のいい子ですが、ヒロインの体型などについての会話が多めなので、苦手な方はブラバでお願いします!
更新:2020/1/31
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「ごめん。やっぱり僕は、君を愛せない」 泣きそうな顔で、目の前の男が小さく告げる。「愛せない」ですって。なんて残酷な言葉なんだろう。 「わかってるわよ、そんなこと」 生まれ落ちた瞬間から私の婚約者だった男は、沈痛な面持ちでそんなことを告げるけど、そんなの三百年前からわかってる。 あなたは私を、きっと一生愛せない。 300年前の恋愛のイザコザで、魔女に思いっきり呪われた王家と公爵家に生まれた二人は……。 ********** 1000時程度の不定期更新。女性視点と男性視点、両方あります。
更新:2019/3/14
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私が子供の頃、今は亡きお父様が話してくれた自作の童話。 ある日木の上に鳥の卵を見つけちゃった、呑気なへびさんのお話です。 本当はオチはなくて、ずっと何かっちゃ木に登り直していました。 多分寝なくて困っていたんでしょうね。 お盆なので、何となく思い出して。
更新:2015/8/16
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【2018年11月1日】角川ビーンズ文庫様にて発売されます! 「帰れない……? 帰れないって、どういう事?」 私は、呆然と呟いた。 「嘘でしょう? だって浄化が終わったら、私が召喚されたあの日あの瞬間に戻してくれるって言ったじゃない……!」 聖女として異世界に召喚され、死ぬ思いでなんとか浄化の旅を終えたのに、私にもたらされた言葉は絶望しか生まなかった。 怒りのあまり『もう用はないでしょ!』とばかりに逃げ出した聖女と、なぜか行く先々まで追ってくる仲間達との攻防戦のお話です。 ◆1000字、不定期更新です。 ◆怒りの感情から話が始まるので、割と図太い部分もある主人公です。やさぐれ系。
更新:2019/1/16
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【本編:完結済み】 魔法学校に入学してからのこの一年、常にダントツ最下位を取り続けてきたユーリンの、春の討伐演習パートナーになったのは、毎回ダントツで首席の成績をおさめている騎士家系の異端児、通称『首席騎士』様。 協力してより高位の獲物を狩るという課題に、騎士一家の出身である首席騎士は近隣でも最も大きなドラゴンを仕留めると言いだして……。 ********************************** 毎回1000字程度。本編完結済みですが、ちょっと追加で短めのお話をアップ中です。
更新:2021/5/31
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「なっちゃん、どうしよう!恋に落ちた!」 感動を分かち合いたくて、大親友のなっちゃんに彼の魅力を語るけど、なぜかなっちゃんはいつも疲れたようにこう告げる。 「いや、それ多分、恋じゃない」 恋のツボがちょっと変わったユミちゃんと、 190cm佐藤先輩のお話。 糖分ゼロです。 *5000文字程度のあっさり完結を目指しました。 お勉強のために、色々なジャンル、長さにチャレンジ中です。今回は苦手な恋愛物にチャレンジ。
更新:2015/4/6
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