「何というか、あの娘……よく食べていたな」 和平のための使節団の一人、魔道具技師の少女シャルトルーズの食べっぷりに、砂の国の王バーガンディーはしみじみ呟いた。 シャルトルーズがよく食べるのは『悪意を感知する力』を行使するためらしい。ついでに毒も効かないようだ。 「このおかげで何でも食べられてお得なんですよ。腐った物も、味さえ気にしなければお腹だって壊しません!」 元気にそう言っていたシャルトルーズだったが、そういう問題ではない気がする。 これは砂の国の代替わりしたての王バーガンディーと、森の国から来た魔導具技師のシャルトルーズが、友情っぽいものを育みながら、国の騒動を収めるお話。 前半ほのぼの、中盤からシリアスなファンタジーです。 ※アルファポリス様にも掲載しています。
更新:2021/10/8
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我が家は代々変な人間を輩出している。私の兄は戦鬼、妹は剣鬼と呼ばれて、国のあちこちで活躍している。しかし、そんな二人を兄妹に持つ私は、ごくごく平凡な農民だった。 ※カクヨム様にも掲載しています。
更新:2020/9/8
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勇者一行が全滅した。その知らせを持って来たのは、勇者一行に同行していた『リセット魔法』の使い手である白紙の魔法使いだった。
更新:2018/11/17
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エリザベスは幼馴染のヘンドリックの事が好きだった。けれどある日ヘンドリックが告白されている場面に遭遇してしまい……。 これは正反対な幼馴染同士の、ささやかな恋の物語。 ※エブリスタ様にも掲載しています。
更新:2020/6/28
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青々とした春の空に一匹の大きな青色の竜が飛んでいる。 半透明な翼を広げ、気持ちよさそうに飛ぶ竜を見上げながら、花空はちょうど今編み上がったヴェールを空にかざした。 これは土地を守る竜と、竜の守る土地に住む人間の少女の小さな恋の物語。 ※アルファポリス様、カクヨム様でも投稿しています。
更新:2021/9/28
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辺境伯の末っ子であるウルリカ。そろそろ将来を見据えて婚約者を探し始める頃なのだが、少々問題があった。祖父母との関係だ。『精霊の加護持ち』でである事を知って大喜びした祖父母が、次から次へと縁談を次から次へと送ってくるからだ。しかも自分だけではなく、祖父母はウルリカの双子の兄姉を追い出してウルリカを跡継ぎに据えようなんて馬鹿げた考えの縁談まで持ってくる。 今回も始まった騒動に、ウルリカは自分に加護をくれた精霊――精霊王エーデルに「どうしましょうか」と相談するのだが……。 ※ノベルアップ+様にも掲載しています。
更新:2021/3/28
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半端者の公爵令嬢ベリル・ミスリルハンドは、王立学院の休日を利用して隣国のダンジョンに潜ったりと冒険者生活を満喫していた。 しかしある日、王様から『悪役令嬢役』を押し付けられる。何でも王妃様が最近悪役令嬢を主人公とした小説にはまっているのだとか。 冗談ではないと断りたいが権力には逆らえず、残念な演技力と棒読みで悪役令嬢役をこなしていく。 自分からは率先して何もする気はないベリルだったが、その『役』のせいでだんだんとおかしな状況になっていき……。 ※アルファポリスにも掲載しています
更新:2022/9/1
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補習の疲れと夏の暑さにへとへとになりながら帰った私の目に飛び込んで来たのは、全く見覚えの無い全身鎧でした――――。 異世界から魔法の失敗でやって来た“全身鎧”と、全身鎧に慌てる“お姉ちゃん”と、気にしないマイペースな“妹”の短編ほのぼのコメディ。
更新:2014/4/8
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デュラハンの杉田先生と田舎町の生徒達が臨海学校へ行くお話です。
更新:2015/11/10
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霧の大地と呼ばれる世界がある。 その霧は世界の記憶の塊。放っておけば霧は消滅し、やがて誰もが思い出せないまま忘れてしまう。 セイル・ヴェルスはそんな消滅と忘却を防ぐ力を持ったログティアと呼ばれる者の一人だった。 霧を晴らし、消滅する前にその記憶を自分の中に保管し旅をする、言わば世界の記憶の保管庫である。 そんなログティアであるセイルが見た、世界が忘れた物語と、忘れ続ける世界に生きる者達の物語を描く、ほのぼの時々シリアスなファンタジー。 英雄ではなく、悪党でもなく。 彼らと同じ世界に生きながら、そんな彼らを羨んで生きる、これはそんな『主役』で『脇役達』の物語。 ※カクヨム様、アルファポリス様にも投稿しています。
更新:2015/11/12
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